台風10号に続き11号が中国に…強くなる秋の台風、韓半島に向かう可能性も

投稿者: | 2024年9月2日

台風10号が日本に大きな被害を残して消滅した中で、台風11号が引き続き発生するなど本格的な秋の台風シーズンが始まった。ますます強くなる秋の台風が韓半島(朝鮮半島)に向かう可能性もあると専門家らは警告する。

韓国気象庁によると、1日に発生した台風11号は2日午前9時現在、フィリピンのマニラ東北東約210キロメートル付近海上を時速15キロメートルで北北西に進んでいる。

 台風10号が北東に進んで日本に上陸したのと違い、台風11号は西に方向を定め中国南部へ向かうと予想される。勢力も強い水準に発達する見通しだ。

◇相次ぎ待ち構える秋の台風

問題は今後発生する秋の台風が韓半島に向かう可能性が提起されていることだ。韓国気象庁の予測モデルを見ると、早ければ今週にも発生するとみられる台風は北上した後に大韓海峡を通過し韓国東海上に抜けると予想される。ただ、まだ台風の前段階である熱帯低気圧にも発達しておらず経路もやはり変わる可能性が大きい。

太平洋で発生したハリケーンが台風12号に名前を変える可能性もある。現在西側に移動中のハリケーンが太平洋の真ん中に引かれた日付変更線を通過しアジア海域に入ってくれば台風に分類される。このハリケーンが韓半島に影響を及ぼす可能性は非常に低い。

◇強くなる秋の台風…冷たい空気とぶつかり豪雨に

通常台風が最も多く発生する時期は夏の8月だ。1991~2020年の30年間に8月には平均5.6個の台風が発生した。9月の5.1個より0.5個多い数値だ。だが2011~2020年の10年間には9月に発生した台風が5.3個で8月の5.1個より多かった。

気象庁はこの秋に韓国に影響を及ぼす台風が平年と同水準となる確率を37%、多くなる確率を40%と予測した。統計モデルもやはり平均1.1個の台風が影響を及ぼすと予想した。気象庁関係者は「台風は主に西太平洋で発生し日本側に移動する経路が優勢だが、北太平洋高気圧が一時的に拡張する場合、台風が韓国に影響を与える可能性がある」と話した。

気象専門家らがさらに懸念するのは秋の台風の威力だ。気候変動により高まった海水面の温度と増加する水蒸気の影響で秋の台風の勢力が強まっているためだ。ここに北上した台風が冷たい空気と強くぶつかり豪雨を降らせるなどさらに大きな被害を誘発する恐れがある。

慶北(キョンブク)大学地理学科のカン・ナムヨン教授は「韓国南側海上から来た9月の台風を分析したところ、台風の勢力が夏に比べて強くなるパターンが明確に現れた。いつ韓国に向かって台風の道が開かれるかもしれず、秋の台風に備えなければならない」と話した。

2024/09/02 16:59
https://japanese.joins.com/JArticle/323183

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