ネイバーが3日、1-3月期の売上高を前年同期比10.8%増の2兆5261億ウォン(約2830億円)と明らかにした。純利益は5558億ウォンで同比1173.2%増となった。
営業利益は株価の変動性による一時的費用の減少などが影響し、同比32.9%増の4393億ウォンだった。市場の予測値(3890億ウォン)を上回った。
ネイバーは売上増加について「サーチプラットホーム、コマース(商取引)など主要事業部門が幅広く成長したため」と説明した。
減価償却前営業利益(EBITDA)はコンテンツ部門の損益改善とポッシュマークの営業利益が拡大し、同比19%増の5810億ウォンと集計された。
事業部門別の売上高は▼サーチプラットホーム9054億ウォン▼コマース7034億ウォン▼フィンテック3539億ウォン▼コンテンツ4463億ウォン▼クラウド1170億ウォン。
サーチプラットホームは検索広告の改善、成果型広告の好調、新規広告主の発掘などで同比6.3%増えた。
コマースはKREAM(ネイバー孫会社の国内限定版取引プラットホーム)の成長、SODA編入の影響で同比16.1%増えた。
フィンテックは11.2%増。
1-3月期のネイバーペイ決済額は24.8%増の16兆7000億ウォンだった。
うちオフライン決済額はQRコード、MST(マグネチックセキュリティー伝送)決済の拡大で174%増えた。
コンテンツ売上高は8.5%増。
グローバルウェブトゥーン統合取引額は9.1%増の4587億ウォンだった。特に日本での売上高は日本円基準で24%増えた。
ウェブトゥーンはEBITDA拡大と営業利益黒字達成で成長性と収益性が共に強化された。
クラウドはハイパークローバーXなど生成型人工知能(AI)の本格的な売上実現で前年同期比25.5%増の1170億ウォンとなった。
ネイバーの崔秀妍(チェ・スヨン)代表は「4月初めの改編を通じてより一層細分されて専門化された事業組織を基盤に市場動向に機敏に対応し、新しいビジネスチャンスを発掘するのに集中している」と述べた。続いて「AIとデータ、検索などネイバーの核心技術を活用して差別化された経験を提供し、長期的な技術成長を創出し、ネイバー本来の競争力を迅速に強化できるようにする」と話した。
2024/05/03 13:28
https://japanese.joins.com/JArticle/318225