韓国、昨年11月の経常収支黒字93億ドル…7カ月連続で黒字

投稿者: | 2025年1月8日

韓国の経常収支が7カ月連続で黒字基調を示した。年間経常黒字900億ドルの見通しは達成できる可能性が大きくなった。

韓国銀行が8日に発表した国際収支統計(速報値)によると、昨年11月の経常収支は93億ドルの黒字と集計された。

 4月に外国人配当増加などで1年ぶりに2億9000万ドルの赤字を計上し、5月に89億2000万ドルの黒字に転じてから、6月の125億6000万ドル、7月の89億7000万ドル、8月の65億2000万ドル、9月の109億4000万ドル、10月の97億8000万ドルに続き7カ月連続の黒字だ。

11月の黒字額は10月より約5億ドル減ったが、昨年11月の38億9000万ドルよりは多かった。

1~11月の累積経常収支は835億4000万ドルの黒字と集計された。これは2023年の同じ期間の280億7000万ドルと比較して554億7000万ドル増加した数値だ。

12月の集計が残った状態で韓国銀行の年間見通し900億ドルの黒字には64億6000万ドル不足する。年間経常収支黒字見通しである900億ドルは12月の経常黒字が65億ドルを超えるだけで達成することになる。

項目別では商品収支が97億5000万ドルの黒字で昨年4月から20カ月連続で黒字を維持した。黒字規模も10月の81億2000万ドルと比較して16億ドル以上増えた。

輸出は571億ドルで1年前より1.2%増えた。2023年10月に1年2カ月ぶりに前年同月比で反騰してから14カ月連続で増加傾向を維持したが、輸出増加率は10月の4.0%、昨年11月の6.7%よりは縮小した。

品目別では、通関基準で半導体が29.8%、情報通信機器が8.5%、鉄鋼製品が0.8%増え、地域別では東南アジアが9.1%増と好調を見せた。

だが石油製品が18.6%減、乗用車が14.1%減、機械類と精密機器が12.5%減となり、米国への輸出が5.2%、日本が2.4%、中国が0.7%減った。

輸入は473億5000万ドルで4.4%減った。石油製品が19.4%、化学工業製品が17.2%、原油が16.8%、石炭が12.5%減るなど原材料輸入が10.2%減少したことが最も大きく影響した。

乗用車が30.9%減、穀物が10.2%減など消費財輸入も6.3%減った。

反対に半導体製造装備は77.4%、半導体は24.5%など、資本財輸入は11.3%増加した。

サービス収支は20億9000万ドルの赤字と集計された。赤字規模は前月の17億3000万ドルよりは大きいが、前年同月の22億1000万ドルと比較すると縮小した。

サービス収支のうち旅行収支は7億6000万ドルの赤字だった。赤字幅は10月の4億8000万ドルより大きくなったが、中国の国慶節連休効果などが消えたためというのが韓国銀行の説明だ。

第一次所得収支黒字は19億4000万ドルで10月の34億5000万ドルより減った。何より四半期配当支払いなどで配当所得収支黒字が6億ドルで前月より18億9000万ドル減少したためだ。

資産から負債を差し引いた金融勘定純資産は97億6000万ドル増えた。

直接投資の場合、韓国人の海外投資が28億4000万ドル増えたが、外国人の国内投資は100万ドル減った。

証券投資では韓国人の海外投資が債券を中心に3億9000万ドル増加する間に外国人の国内投資は株式中心に21億2000万ドル減少した。

2025/01/08 11:40
https://japanese.joins.com/JArticle/328373

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