日本、インド太平洋地域に武器販売努力
日本防衛省の関係者がインド太平洋全域に武器および下位システムを輸出しようとオーストラリア・インドネシア・フィリピンおよびその他の国と協議中であり、これは地域的に防衛産業関係を強化するためのキャンペーンの一つだと明らかにした。
日本の主な努力は、政府と業界から前例のない支持を受けるもがみ型護衛艦をオーストラリアに輸出しようとする高官級の努力だ。匿名を求めた防衛省関係者は米国防メディアのブレーキングディフェンスに、インドネシアなど他国とももがみ型護衛艦の輸出に関する会談があったと明らかにした。
この関係者は2月24日、中谷防衛相が中国から持続的な攻撃的圧力を受けるフィリピンと会談し、緊密な防衛協力を約束したと述べた。中谷防衛相はフィリピンを訪問した際、両国が厳しい安保状況の中、インド太平洋の平和と安定を維持するための国防協力をより一層強化しなければいけないと述べた。
こうした協力には技術の共有拡大と日本が最近フィリピンに輸出したレーダーシステムのような武器支援が含まれる。この防空レーダーはルソン島のワレス空軍基地に設置された。中谷防衛相は最終販売または移転が可能な武器システムには具体的に言及しなかった。
日本はオーストラリアとの防衛産業協力に注力している。2024年末に政府高官と業界リーダーで構成された共同理事会を構成し、政策と行動を調整し、オーストラリアに対する日本の意図と力量を最大限に把握できるようにした。
防衛省の関係者は、日本がオーストラリアにもがみ型護衛艦を販売する場合、オーストラリア市場に関心がある日本産業界が産業協力の扉をさらに大きく開く可能性があると話した。さらに緊密な協力の対象にはオーストラリアの誘導武器企業GWEOが含まれる可能性がある。
関係者は日本はミサイルシステムに莫大な投資をしていて、多くの産業専門知識を保有していると説明した。関係者はインドネシアとは多様な分野の技術供給に関する初期の議論が数年間続いてきたと伝えた。また、インドネシアと海洋安保について議論し、希望するものを提供できるかを把握すると述べた。
チェ・ヒョンホ/ミリドム代表/軍事コラムニスト
2025/03/03 15:08
https://japanese.joins.com/JArticle/330607