スーツケースのキャスターがキラキラ…「キムチプレミアム」狙った金の密輸だった=韓国

投稿者: | 2025年3月5日

韓国関税庁は金の密輸集中取り締まりを始めると5日、明らかにした。国内外の相場差益を狙った密輸が増加しているという判断からだ。

金塊の密輸入は国内の金相場が国際相場より高かった2017~2021年増加した後に減少したが、最近国内相場が相対的に国際相場に比べて急騰して再び増加傾向にある。

 金塊の密輸入摘発額は2023年2億ウォン(約2058万円)から昨年7億ウォンに増えた。昨年2000万ウォン水準にとどまっていた金塊の密搬送摘発は今年1月に74億ウォンへと急増した。

関税庁は最近国内の金相場が国際相場を上回るいわゆる「キムチプレミアム」現象で密輸が増えたとみている。

最近高為替レートと安全資産需要の高まりで国内の金相場は国際相場より1キログラムあたり1400万~2700万ウォン高く形成されている。比率では10~15%も高い取引価格だ。

日本の消費税(10%)脱漏のために韓国が密輸経由地として悪用されているという分析もある。

国内への直接密輸は外国旅行者が直接密搬入したり海外輸送・郵便などを利用して腕輪・ネックレスなどに偽装する手口で行われている。

先月、香港・台湾から1キログラムの金塊と0.3~0.5キログラム単位に分けた計24個の金をバックパックの底とズボンの内側、キャリアのキャスターの中などに隠して韓国への密搬入を試みた旅行者6人が検挙された。

1月には粘土形態に加工した74億ウォン相当の金塊を韓国を経て日本に不法搬出した組織が捕まった。

関税庁は金の密輸遮断のために虞犯旅行者や貨物に対する検事を強化する方針だ。香港・日本の税関と金の密輸情報を交換するなど3国間共助も推進する。

関税庁は「無料航空券提供」などを口実に誘引した後、金の密輸に利用される場合があるとし、単なる運搬も密輸入罪で処罰を受ける場合があるので注意が必要だと強調した。

2025/03/05 15:22
https://japanese.joins.com/JArticle/330726

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