韓国大統領室の申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長がウォルツ米国家安全保障担当補佐官らトランプ米政権の当局者と会談するため5日(現地時間)、米国を訪問した。
申室長はこの日、米ワシントン近郊のダレス国際空港に到着した後、取材陣に対し「ウォルツ補佐官と数人の高官に会う予定」とし「韓半島(朝鮮半島)および北東アジア、グローバル安保イシューを議論し、経済安全保障に関連して特に造船の協力をはじめ幅広く議論をすることになるだろう」と述べた。
申室長はトランプ政権2期目の発足以降、米国側のカウンターパートと会う3人目の長官級となる。趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官が先月のミュンヘン安全保障会議でルビオ国務長官と会談し、安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官は最近訪米してラトニック商務長官と会った。
申室長は、トランプ米大統領が前日の施政方針演説で「韓国は米国より関税が4倍高い」と述べたことに対し、「具体的に話すのは適切でない」としながらも「実際、両国間では関税がほとんどないため、この部分はまた議論しなければいけないようだ」と話した。
ただ、「それは我々の通商関係部処が米国の商務省や通商代表部(USTR)と緊密に協議しているため、良い結末があると考える」とし「(両国ともに)ウィンウィンになるよう努力するという意志を持っていることを確認した」と強調した。
トランプ大統領が韓国の関税について話しながら「米国の軍事支援」に言及し、在韓米軍防衛費分担金イシューが懸念される状況については「そのような話はまだ議論されていない。その問題も長い同盟の精神に立脚して円満にうまく解決していきたい」と述べた。
トランプ大統領がアラスカ液化天然ガス(LNG)パイプライン事業に韓国と日本が参加する意向があると述べたことに関しては「先日、安長官が来て協議もし、決定したものはないが、議論をしていくことにした」とし「日本も議論する意向があるので今後具体化すると考える」と伝えた。
2025/03/06 11:56
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