世界で初めてカミングアウトしたプロサッカー選手「毎日殺害脅迫に苦しめられている」=オーストラリア

投稿者: | 2025年3月19日

現役男子プロサッカー選手として初めて同性愛者であることをカミングアウトしたジョシュア・カヴァッロが殺害脅迫に苦しめられていると打ち明けた。
 オーストラリアのプロサッカーAリーグのアデレード・ユナイテッドでプレーしているカヴァッロは18日(日本時間)、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)のポッドキャストを通じて「毎日日常でも何度も本当に多くの殺害の脅迫を受けている」と吐露した。

あわせて「サッカー界でゲイ選手として公開的に生きていくというのは本当に危険なこと」と付け加えた。

カヴァッロは殺害の脅迫だけでなく、試合中に観衆から同性愛嫌悪のスローガンも浴びせられるという。

カヴァッロは「このような部分が同性愛者のカミングアウトを迷わせる」としながら「カミングアウトすれば刺すような視線が集まって圧迫感に押さえつけられ、長期的に競技力に否定的な影響を受けるよりほかない」と話した。

その一方で「なぜサッカー界ではカミングアウトしないのだろうと理解できなかったが、カミングアウト後に伴うすべての否定的な波紋を見ると、いまなら理解できる」と付け加えた。

カヴァッロは2021年10月、現役プロサッカー選手で初めて同性愛者であることをカミングアウトした。カミングアウトをしたサッカー選手はかなりにのぼるが、彼らは引退しているか1部リーグで活躍している選手ではない。

クラブのソーシャルメディア(SNS)に投稿した動画を通じてカミングアウトしたカヴァッロは「サッカー場ではすべての人々が歓迎されるところを見せて、スポーツ界の文化を変えるためにカミングアウトしようと決心した」と明らかにした。

「これまで本当の自分の姿を隠して生きてきたが、二重生活するのももう疲れてクタクタだ」とし「私が願うことはサッカーをして、同等の扱いを受けることだけ」と話した。

その後、世界各地で活躍する同僚サッカースターがカヴァッロに対する支持を相次いで宣言した。カヴァッロは性的少数者を支持する意味で、自身のユニフォームにある名前と背番号を虹色に変えたり、性的少数者の人権のためのキャンペーンに参加したりした。

当時、米国CNN放送は「カヴァッロは新しい道を開いた」とし「彼のカミングアウトは同性愛嫌悪が根深いスポーツ、特に男同士のスポーツだったサッカーで分岐点になる瞬間として歓迎された」と評価した。

カヴァッロは昨年3月14日、所属チームのアデレード・ユナイテッドのホームスタジアムで同性の恋人にプロポーズして話題を集めていた。

2025/03/19 10:48
https://japanese.joins.com/JArticle/331390

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