「日本式修練なくし、夜通し患者のケアをするべき」 ソウル大病院教授が提案

投稿者: | 2025年3月19日

ソウル大病院公共診療センターのクォン・ヨンジン教授がソウル大医学部教授4人の医療界批判に関連し「修練制度を改善する契機にしよう」と代案を提示した。

クォン教授は18日、フェイスブックに「昨日今日は本当に悲しい日です。4人の教授の声明もパク・ダン副会長(医師協)の反論も同意する部分とそうでない部分がある」と明らかにした。クォン教授はその間、専攻医の診療現場長期離脱と医学部生の休学に批判的な提言をしてきた人物だ。

 クォン教授は「むやみに話す少数の専攻医と教えることに関心ない少数の教授のため教授と専攻医の葛藤が深まるのは望ましくないと考え、冷静に代案を提示してみる」という文章で始めた。クォン教授の結論はドイツ式の「年次別修練制度」に変えようというものだ。

クォン教授は「教授と専攻医の関係がもはや儒教的な師弟関係でないことは否定できない事実」とし「(そのような状況で)現在のわが国の修練制度(日本徒弟式ドイツ契約式)と合わない」と話した。日本式文化をなくす時点を迎えたということだ。

クォン教授は「まだ師の引導と教育が必須と考えたり師に対する尊敬と礼遇を強調したりする人は『メント(Teacherではなく)と弟子(disciple)』の関係で残ればよい。しかし全員にこのような関係を強要することはできない時代ということを受け入れるべき」と話した。知識・技術・態度が適切でない専攻医を除いて、教える能力がない教授は教えられないよう契約関係に合わせて修練制度を改善すべきということだ。

クォン教授は3つを提案した。1つ目は、ドイツ式修練制度に変えようということだ。専攻医の年次別に必須獲得点数制度を強化し、専攻医が年次別に移動して修練できるようにすることだ。そうしてこそ「序列化」を防ぐことができる。専攻医が修練病院と教える教授を選択できるが、評価結果に承服しなければならず、教授も専攻医が水準に達しなければ果敢に留年させる。そうしてこそ医師集団の質の管理が可能になるという。

2つ目、必須取得する点数制度は週あたりの勤務時間のような労働時間規制を受けるべきでないというものだ。8時間を超える手術も最初から最後まで参加し、手術した患者を夜通しケアできる職業精神を実践しなければいけない。そのような専攻医が高く評価されるような職業訓練が可能であるべきということだ。教授は夜通し手術をして専攻医は8時間ごとに交代する修練制度は知識と技術も職業精神も教えることができないと説明した。

3つ目、教授任用に必須条件である博士学位という障害をなくすことだ。むしろ、専任医課程を踏んだか、関連手術を何件したか、関連論文の実績がどの程度か、このようなことが必須条件になってこそ正しいということだ。医師は専門の資格があればよいのに、なぜ博士学位を取得してこそ教授になれるのかと反問する。

クォン教授は「博士学位必須条件のために専攻医が教授に従属的にならざるを得ないという点を看過してはならないと考える」として文を終えた。

2025/03/19 14:17
https://japanese.joins.com/JArticle/331406

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)