あんなに多かったに…ゴルフ女子世界ランキング、トップ10に韓国勢ゼロ

投稿者: | 2025年4月27日

 韓国の女子プロゴルファーたちが世界の舞台で活躍していたころ、米国の放送では選手の名前を呼ぶ代わりに「今週も『また別の韓国人選手(Another South Korean)』が優勝した」とよく言っていた。ほんの数年前までは、ゴルフ女子世界ランキング1位から10位までの半分以上を韓国人選手が席巻し、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで2-3大会置きに韓国人選手が優勝していた時代だった。

 ところが、22日(韓国時間)に発表されたゴルフ女子世界ランキングの上位10位以内に韓国人選手は1人もいない。先週9位だったユ・ヘランが3ランクダウンし12位に落ち、韓国人選手がトップ10から消える事態となったのだ。コ・ジンヨン(高真栄)は11位、キム・ヒョージュ(金孝周)は13位、エイミー・ヤン(ヤン・ヒヨン)は16位だった。

 世界1位はネリー・コルダ=米国=で、以下2位から10位まではジーノ・ティティクル=タイ=、リディア・コ=ニュージーランド=、リリア・ヴ=米国=、ハナ・グリーン=オーストラリア=、イン・ルオニン=中国=、古江彩佳=日本=、ローレン・コフリン=米国=、エンジェル・イン=米国=、チャーリー・ハル=イングランド=の順となっている。米国人が4人で最も多く、タイ、ニュージーランド、オーストラリア、中国、日本、イングランドが1人ずつとなっている。

 ゴルフ女子世界ランキングが導入された2006年2月以降、韓国人選手が10位以内に1人もいなかったのは2006年6月の2週間だけだった。この時はハン・ヒウォン(韓煕円)が11位にランクインした。それ以降は毎週、女子ゴルフの世界ランキングで韓国人選手が10位以内にランクインしたのにとどまらず、世界1位の選手も最も多い5人を輩出した。2010年の申ジエ(申智愛)を皮切りに、2013年のパク・インビ(朴仁妃)、2017年のユ・ソヨン(柳簫然)とパク・ソンヒョン(朴城炫)、2019年のコ・ジンヨンの5人が世界1位に名を連ねた。韓国に次いで世界1位を多く輩出しているのは米国で、クリスティ・カー、ステイシー・ルイス、ネリー・コルダ、リリア・ヴの4人となっている。

 あれほど多かった韓国人選手はどこに行ってしまったのだろうか。しかし、こうした没落は「予告されていた」という声もある。ゴルフが2016年リオ五輪から五輪正式種目として復活し、全米女子オープンをはじめとするメジャー大会で賞金が大幅に増えたことから、世界的に女子ゴルフへの関心が高まっているためだ。

 まず、趣味でゴルフに親しんできた欧米の選手たちのLPGAツアーに対する姿勢が変わった。韓国女子ゴルフの成功例をベンチマーキングした日本やタイでも女子ゴルフ選手を積極的に育成し、急成長した。こうした選手たちの練習量はもはや韓国人選手たちとほぼ同じだ。

2025/04/27 08:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/25/2025042580144.html

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