沈雨廷(シム・ウジョン)検察総長(日本の検事総長に相当)は1日、共に民主党が自らの弾劾案を提出したことについて「検察総長に対する全ての弾劾事由は何の根拠もない虚偽」と反発した。
沈雨廷検察総長は同日声明を出し「大統領選挙関連の選挙犯罪および全国の民生犯罪への捜査と公訴維持に責任を持つ検察総長の弾劾は、公正な選挙と法治主義を毀損(きそん)したいためだ」とした上で上記のように主張した。
大法院が李在明(イ・ジェミョン)大統領候補の公職選挙法事件を有罪の趣旨で破棄差戻ししたことを受け、共に民主党は所属議員170人全員の名前で沈雨廷検察総長の弾劾案を提出した。共に民主党は弾劾案で「沈雨廷検察総長は12月3日の非常戒厳令宣布と内乱行為に加担し、違法な形で尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の釈放を指揮した」と主張している。また長女が韓国外交部(省に相当)に特別採用された疑惑も弾劾理由とした。
沈雨廷検察総長の弾劾案は国会本会議での報告後、24時間が過ぎれば採決が可能になる。共に民主党は早ければ今月2日には沈雨廷検察総長の弾劾案を強行採決する構えだ。
イ・スルビ記者
2025/05/02 13:00
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