韓国、国家競争力20位→27位…大統領室「『本当の成長』ビジョン具体化」

投稿者: | 2025年6月17日

スイスの国際経営開発大学院(IMD)が17日に発表した「2025年国家競争力評価」で韓国が27位となった。

今回の評価は2024年までの統計資料と昨年3-5月に実施されたアンケート調査の結果を反映したもので、韓国は全体69カ国のうち27位と、昨年の20位から7つ順位が下がった。

 分野別には「経済成果」が16位から11位に、「政府効率性」が39位から31位にそれぞれ上昇した。しかし「企業効率性」は23位から44位に大きく下落し、「基盤施設(インフラ)」部門も11位から21位に下がった。

IMD国家競争力評価は毎年69カ国を対象に各国の経済成果・政府効率性・企業効率性・インフラの4分野と20部門、337項目を総合評価する。今回の順位下落には特に民間部門の競争力低下と革新インフラに対する懸念が反映されたと分析される。

大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官はこの日、書面ブリーフィングで「昨年の不振と内乱事態につながった政治・経済の不確実性が国家競争力に及ぼした否定的な影響と関係が深い」と評価した。

続いて「李在明(イ・ジェミョン)大統領は候補時期から成長潜在力を高める『本当の成長』を強調した」とし「ビジョンを具体化して実行し、国家競争力の回復を図る」と強調した。

また「政府は企画財政部の国家競争力政策協議会の運営を活性化するなど国家競争力および対外信用度を高められるよう全省庁レベルで体系的に対応する予定」と話した。

一方、今回の評価ではスイスが1位となり、前年より順位が1つ上がった。昨年1位だったシンガポールは2位に下がり、3位は香港だった。

韓国はアジア主要国の台湾(6位)、中国(16位)より低い順位だった。日本(35位)と比べると8つ高い。

主要7カ国(G7)のうちカナダ(11位)、米国(13位)、ドイツ(19位)が韓国より順位が高く、英国は29位、フランスは32位、イタリアは43位だった。

2025/06/17 13:38
https://japanese.joins.com/JArticle/335118

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