最高球速161キロ、663日ぶりの「投手」大谷

投稿者: | 2025年6月18日

ロサンゼルス(LA)ドジャースの大谷翔平(31、日本)が「二刀流」に帰ってきた。二刀流とは日本の剣術で両手に刀剣を持って攻守をする流派を意味し、野球では投打兼業選手をいう。

大谷は1日(日本時間)、LAドジャースタジアムで行われたサンディエゴ・パドレス戦に先発投手兼1番打者で出場した。投手として1イニング2被安打1失点、打者としては4打数2安打2打点をマークした。大谷がメジャーのマウンドに立ったのはLAエンゼルス所属だった2023年8月24日のシンシナティ・レッズ戦以来663日ぶり。ドジャース所属では初めての登板だ。

 通常、けがから復帰する投手はマイナーリーグで実戦ピッチングを踏む。しかしドジャース打線の核である大谷は実戦ピッチングをメジャーリーグでした。投手復帰戦は「半分の成功」だった。1回の1イニングに28球を投げた。球種はスイーパー(10球)、直球(9球)、シンカー(8球)、スプリット(1球)など多彩だった。最高球速は161キロに達して

球威は良かったが、実戦感覚が落ち、制球に苦しんだ。

特に打ち損なった打球が安打になったり、暴投が出たり、犠牲フライで失点したりした時は、普段とは違う大谷の硬い表情が中継カメラに映ったりした。

1回の投球を終えて打者に復帰した大谷はすぐに冷静な勝負師に戻った。0-1とリードされた3回裏二死三塁からパドレス先発ディラン・シースのスライダーをとらえ、左中間に1打点二塁打を放った。投手として許した自責点を取り返した。4-2と逆転した4回二死一、二塁の場面でもシースの158キロのストレートを打ち、1打点タイムリーとした。ドジャースは6-3で勝利した。

大谷はエンゼルス時代に5シーズンで86試合に先発登板し、38勝19敗、防御率3.01をマークした。ドジャースに入団した昨年は指名打者で出場した。159試合で打率3割1分0厘、54本塁打、59盗塁、130打点をマークし、メジャー初となる「50本塁打-50盗塁」を達成した。ナショナルリーグのMVPを受賞し、ドジャースのワールドシリーズ優勝に貢献した。そして今年また投打兼業を始めた。試合後、大谷は「最高球速を95-96マイル(152.8-154.5キロ)に維持しようとしたが、緊張してさらに上がったようだ」とし「週1回ほどマウンドに立ってイニングと投球数を増やしていきたい」と語った。

2025/06/18 09:58
https://japanese.joins.com/JArticle/335158

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