米統合参謀本部「イランのミサイル迎撃時、韓国から派遣のパトリオット部隊配置」

投稿者: | 2025年6月27日

ヘグセス米国防長官が26日(現地時間)、米国の空襲でイランの核施設が破壊されたとし、「イラン核プログラムに数年間の遅延をもたらした。歴史的に成功した空襲だった」と評価した。

ヘグセス長官は最近、米ニューヨークタイムズ(NYT)など一部のメディアで引用された国家情報局(DIA)のイラン空襲初期評価報告書について「実際、攻撃から一日半で作成された予備報告書」とし「報告書の信頼度は非常に低い」と述べた。

 ヘグセス長官は「報告書は必要なデータ収集に数週間かかると認めていて、情報コミュニティと全く協力されていないと指摘している」とし「この報告書は誰かが歴史的な攻撃が成功しなかったという印象を与えるために意図を持って流出した予備報告書」と話した。続いて「この報告書を出した国家情報局は、初期段階の信頼度が低い報告書であり、引き続き修正されると明らかにした」と伝えた。

ヘグセス長官は、ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官が前日の声明で「イラン核プログラムが深刻な損傷を受けた。主要核施設の複数のところが破壊され、再建に数年かかるとみられる」とした評価と、「新しい情報はイランの核施設が空襲で破壊されたという主張を後押しする」というギャバード国家情報長官の評価をそのまま引用したりもした。

特に「ジャーナリストはトランプ大統領に反対することがDNAと血に流れている」とし「トランプ大統領の成功を望まないため、今回の攻撃の効果を否定するために反対している」と主張した。これに先立ち米CNN、ニューヨークタイムズ(NYT)、AP通信など主要メディアは「米軍がイラン核施設3カ所を攻撃したが、核プログラムの核心構成要素を破壊できず、プログラムの進展を数カ月間遅らるだけで終わる可能性が高い」という米国防情報局の初期評価を引用して報じた。

ヘグセス長官はイランが空襲前に高濃縮ウランを移したという疑惑に関する取材陣の質問には「あらゆる側面に注目している。私が検討した情報の中には物資(ウラン)が元の場所になかったりどこかに移されたという内容はなかった」と答えた。米国によるイラン空襲の2日前にイラン核施設にトラック数十台が捕捉されたという衛星写真が最近公開され、イランが高濃縮ウランをあらかじめ移しておいたのではという疑惑が提起された。トランプ大統領はこの日、ソーシャルメディアで「(核施設の)現場にあった車と小型トラックはコンクリート作業者が坑道の上段を覆うために使用したものだった」とし「施設から何も外に搬出されていない」と伝えた。

◆「イランのミサイル迎撃時に韓国から派遣のパトリオット配備」

ダン・ケイン米統合参謀本部議長は記者会見で、23日にイランが米軍の空襲に対する報復レベルでカタール内の米軍空軍基地に向けミサイルを発射した当時、基地を防御したパトリオットの砲台には韓国と日本から来た将兵もいたと明らかにした。

ケイン議長は「イランのアルウデイド基地の攻撃信号と警告を受けた後、多くの人員は基地から撤収し、少数の陸軍兵士で戦力体制を整えた」とし「パトリオットミサイル砲台2台だけがあり、約44人の米兵士が基地全体を防御する責任を担った」と伝えた。続いて「最も高齢の兵士は28歳の大尉であり最も若い兵士は21歳だった」とし「当時のパトリオット部隊は韓国から派遣された」と述べた。ケイン議長は「今回の作戦は米軍の単一パトリオットミサイル作戦のうち最大規模だった」とも話した。

今年3月、在韓米軍の核心ミサイル防衛体系のパトリオット砲台と一部の兵力を中東に移すことに韓米両国が合意したと伝えられていた。パトリオットは30キロ以内の中低高度で飛んでくる弾道ミサイルを迎撃し、対北朝鮮ミサイル防衛体系の主力に挙げられるが、パトリオット砲台を中東地域防御のために移転するのは初めてという。

ケイン議長は会見でイランのフォルド核施設空襲に使用されたバンカーバスターGBU-57 MOP(超大型貫通爆弾)のテスト発射映像を見せ、爆撃効果を説明したりもした。ケイン議長は「我々が知っているのは、我々の攻撃武器は設計通りに製作され、すべての武器は目標物と最終目標地点に誘導され、設計通りに機能したという点」とし「すなわち爆発した」と明らかにした。続いて「追跡戦闘機が最初の攻撃の効果を確認し、操縦士は『私が見たもののうち最も明るい爆発であり、昼のように見えた』と語った」と伝えた。

2025/06/27 09:58
https://japanese.joins.com/JArticle/335572

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