1990年代にサッカー日本代表DFだった井原正巳氏(57)が韓国Kリーグ2(2部)水原三星ブルーウィングスのコーチに就任することになった。現役時代は「日本の洪明甫(ホン・ミョンボ)」と呼ばれたスタープレーヤーで、引退後はプロチーム(柏レイソル)の監督まで務めただけに、韓国2部リーグでコーチを務めるのは異例だとの声もある。
水原の関係者は1日、「戦術的な面から卞盛煥(ピョン・ソンファン)監督を補佐する指導者を探していたところ、井原氏をコーチとして迎えることになった」「日本のサッカーの組織的なDF戦術を理解する数少ない指導者だ」と明らかにした。井原氏は「自分にとって、初めての海外挑戦、新しいチャレンジだが、自分を必要としていただいたことに感謝し、チームの目標達成に貢献できるよう最大限の力を注ぎたいと思う」と語った。
井原氏は1990年代、日本代表チームの不動のDFとして大活躍し、韓国のサッカーファンにもおなじみの選手だった。1998年のワールドカップ(W杯)フランス大会アジア最終予選の韓日戦では韓国の攻撃陣をことごとく封じ、深い印象を残した。また、2歳下の洪明甫・現韓国代表とはライバル関係にあり、国際Aマッチに122試合出場した。引退後はJリーグ・柏レイソルのヘッドコーチやアビスパ福岡の監督などを経て、2023年から24年まで柏の監督を務めた。2年連続リーグ17位と、かろうじて降格を免れたものの、成績は芳しくなかった。
キム・ヨンジュン記者
2025/07/02 09:20
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