「白頭大幹を境目に分かれた猛暑」西は39度、東は一段と下落

投稿者: | 2025年7月10日

9日、異例の「7月上旬」猛暑が2日連続で首都圏と西側地域を襲った。同日、ソウルの昼の最高気温は36度を記録した。全羅北道井邑(チョルラプクト・チョンウプ)は37.8度まで上がり、7月基準で歴代最高を更新した。気象庁の自動気象観測装置(AWS)の記録によると、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)は39.2度まで上昇した。「不眠の夜」も続いている。この日までソウルは10日間、清州(チョンジュ)11日間、全州(チョンジュ)は5日間熱帯夜が続いている。

前日に続き、同日も気象庁は首都圏と忠清道(チュンチョンド)、全羅道の全地域に猛暑警報を発令した。西海(ソヘ)や南海(ナムヘ)、済州(チェジュ)沿岸には「高水温の非常事態」も発生した。海洋水産部はこの日午前11時を期して高水温注意報の「警戒」を発令した。昨年より半月早い時期だ。

 気象庁は「当分の間、西側地域と内陸を中心に最高体感温度が35度前後に上がり、熱帯夜も続くなど、非常に蒸し暑いものと予想される」と言い、熱中症の予防に努めることを呼びかけた。実際、猛暑による死亡者も出ている。7日、亀尾(クミ)のあるマンション工事現場では20代のベトナム労働者が座ったまま死亡したことに続き、8日忠南(チュンナム)では畑で作業をしていた80代と90代が死亡した。ソウル市など地方自治体は消防・医療・救護非常対応体系を稼動した。この日、ソウル市は161個の119猛暑救急隊と119個の「ポンビュランス」(消防ポンプ車+救急車)を熱中症患者の救助に投入すると発表した。

気象庁のキム・ガンハ影響予報支援チーム長は「特に緑地のない都心生活空間や工事現場、田畑など野外温度は標準化した気象庁の観測記録よりさらに高い可能性もあり、さらに注意しなければならない」と呼びかけた。実際、8日午後4時、記者が訪問したソウル竜山区(ヨンサング)のある工事現場周辺の気温は40.5度と測定され、同時刻に記録された気象庁の竜山区AWS地点の昼の最高気温(39.1度)より1度以上高かった。

今回の西側地域の猛暑は東風が巻き起こしている。韓半島(朝鮮半島)を覆っていた高気圧が東海(トンへ、日本名・日本海)上に退き、高気圧の縁に沿って流入しているが、この風が白頭大幹を越えて熱くなったためだ。このため、ソウルは8日、37.8度まで上がり、気象観測以来、7月上旬基準で最悪の猛暑を記録した。

一方、7日まで極限の猛暑に苦しんでいた白頭大幹の東側地域は、東風の影響で気温が下がり、猛暑特報が緩和または解除されている。気象庁のコン・サンミン予報分析官は「東風は12日まで続くが、これによる猛暑の勢いは徐々に弱まるものと分析される」と明らかにした。10日、首都圏の昼の気温は最高35度まで上がる見通しだ。

2025/07/10 06:54
https://japanese.joins.com/JArticle/336062

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