済州道(チェジュド)牛島(ウド)のあるビーチに中国の国旗である五星紅旗が設置されて撤去されるという騒動が起こった。
13日、Threads(スレッズ)やX(旧ツイッター)などソーシャル・メディア(SNS)には観光客が牛島の海水浴場を撮影した動画が拡散した。動画には海岸道路に沿って太極旗とともに五星紅旗が何本も立てられていた。五星紅旗は地面に固定されていたことが分かった。
動画は8日午後12時54分ごろに撮影された。動画を撮影したAさんは「独島(トクド、日本名・竹島)は韓国の領地だと叫びながら、牛島は中国に差し出すようだ」と懸念を表わした。
Aさんは「五星紅旗がなぜ立てられていたかは分からないが、電車に乗って牛島を回っているときに偶然発見した」と説明した。
Aさんは「なぜ旗を抜かなかったのか」というコメントには「中国人観光客がこの前で写真を取ろうと列に並んでいて、とても抜くことができなかった」と明らかにした。
動画を見た人々は「済州はいつから中国人の島になったのか」「何の制裁もないからこのようなことが起きるのだ」「信じられない場面」など批判的なコメントを残した。
一部は地方自治体に苦情の声を届けた。牛島面関係者はあるメディアに「個人が設置したと見られる」とし「職員が現場を確認した時は中国の国旗がすべて撤去されていた」と明らかにした。
あわせて「SNSに動画が投稿されるまでは管轄部署も把握していなかった」としながら「海水浴場の安全要員の話によると人々が集まって旗を回収して行ったという」と説明した。
一方、済州道観光協会によると、昨年済州を訪ねた外国人観光客は190万7608人で、コロナ禍以前の2019年以降、5年ぶりに100万人を超えた。中国人観光客は130万4359人で外国人観光客全体の68.4%を占めた。
外国人観光客の急増によって基礎秩序問題も繰り返し俎上に上がっている。済州警察庁によると、3月23日から6月30日までの100日間、「外国人犯罪対応特別治安対策」を実施した結果、違反横断・無断投棄・路上放尿など基礎秩序違反摘発件数は計4806件に達した。
2025/07/14 08:30
https://japanese.joins.com/JArticle/336193