熱した鉄を打つ際に使う台座である「かなとこ」のように平らな形をした雲が日本の空を覆った。通称「かなとこ雲」と呼ばれるこの雲は、嵐の前兆となる可能性があり注意が必要だ。
23日、ソーシャルメディア(SNS)のX(旧ツイッター)などには、「かなとこ雲(Anvil cloud)」という説明とともに、空に形成されたかなとこ型の雲の写真が相次いで投稿された。
TBSも前日、徳島県にかなとこ雲が現れた事実を報じ、「衛星写真でも確認できるほど巨大な雲だ」と伝えた。投稿者は「富士山を見たような圧倒的な大きさだった」と語った。
かなとこ雲は、鉛直方向に発達した積乱雲がそれ以上上昇できず、水平方向に広がることで形成される。比較的高温多湿で不安定な空気が強い対流現象を起こすときに現れる。特にかなとこ雲の発生は、雹や竜巻の前兆となる可能性がある。
米国の気象予報メディア「The Weather Channel」は「かなとこ雲は強い嵐のサインになり得る。見かけたら気象警報を確認し、安全に注意すべきだ」と呼びかけた。
2025/07/24 07:36
https://japanese.joins.com/JArticle/336662