「曺国を特別赦免の対象者に」 文在寅元大統領が李在明大統領に要請

投稿者: | 2025年8月7日

 文在寅(ムン・ジェイン)元大統領が李在明(イ・ジェミョン)大統領に対し、祖国革新党前代表の曺国(チョ・グク)受刑者を光復節(8月15日、日本による植民地支配からの解放記念日)特別赦免の対象者に入れてほしいという意向を伝えていたことが6日、確認された。曺国受刑者は子の入試不正や青瓦台(大統領府)監察もみ消しなどで昨年12月に大法院(最高裁判所)で懲役2年の刑が確定している。満期出所予定は来年12月だ。

 文元大統領は5日、慶尚南道梁山市内の私邸で大統領室の禹相虎(ウ・サンホ)政務首席秘書官に会い、曺国受刑者に対する赦免を求めたという。これは、李大統領が15日に行われる大統領就任式に文元大統領と金正淑(キム・ジョンスク)夫人を招待するため、禹首席秘書官を通じて招待状を渡すためにあった時のことだった。

 文元大統領は招待に応じる意向を表明した上で、禹首席秘書官に「今回の赦免に政治家が含まれる場合、曺国前代表の赦免が必要だ」という考えを伝えたという。曺国受刑者一家は前政権の検察権乱用により犠牲になったので、現政権でこれを是正すべきだという意味だ。文元大統領は以前、曺国受刑者のことを「一番痛みを感じる指だ」と言い、「限りなく申し訳ない」と話していた。

 休暇中の李大統領は同日、文元大統領の要請について報告を受けたという。大統領室は「政治家の赦免に関してさまざまな意見を取りまとめている」としながらも、まだ最終結論は下していないとしている。

チュ・ヒヨン記者

2025/08/07 13:00
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