【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、韓米首脳会談が予定されている25日ごろに中国に特使団を派遣することが、18日分かった。日本・米国訪問に合わせて中国に特使団を送ることで、韓中関係への目配りも忘れない姿勢を打ち出す形だ。
与党「共に民主党」の関係者はこの日、訪中日程はまだ確定していないとした上で、韓中国交正常化から33年を迎える24日を含め日程を調整中だと説明した。
特使団には朴炳錫(パク・ビョンソク)元国会議長のほか、共に民主党内で「中国通」とされる金太年(キム・テニョン)、朴釘(パク・ジョン)両国会議員が含まれるという。
盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の息子で、外交部韓中関係未来発展委員会の社会文化分科委員長などを務めた盧載憲(ノ・ジェホン)東アジア文化センター理事長も参加する見通しだ。
特使団は訪中期間中、王毅・共産党政治局員兼外相をはじめとする中国高官との面会を推し進めており、このような席で李大統領から習近平国家主席への親書を伝達するとみられる。
親書には、10月末に韓国南東部・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への習主席の出席を要請する内容が盛り込まれるとの見方が出ている。
一部では、来月3日に中国で開かれる抗日戦争勝利80年記念式典に李大統領が出席しない可能性が高いことから、中国との関係を保つために式典直前に特使団を派遣するのではないかとの分析もある。
ただ、共に民主党の関係者は「他の国々にも特使団を送って親書を伝達している」とし、「拡大解釈してはならない」と釘を刺した。
大統領室の関係者も「政府は中国側と特使団に関する協議を続けている」とする一方、「公式発表前に具体的な事項を明かすことは難しい」と述べるにとどめた。
2025/08/18 09:04
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