10年前に日本軍慰安婦問題の解決を訴えて日本大使館前で焼身自殺した故チェ・ヒョニョルさん(当時81)の10周忌追悼祭が開催される。
社団法人日帝強制動員市民の会と光州(クァンジュ)全南追悼連帯は22日、「23日午前10時、光州望月洞(クァンジュ・マンウォルトン)の民族民主烈士墓域(5・18旧墓域)でチェさんの10周忌追悼祭を開催する」と発表した。
勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会(日帝強制動員市民の会の前身)で活動していたチェさんは、光復70周年を3日後に控えた2015年8月12日、ソウルの日本大使館前で開催された「日本軍慰安婦問題解決のための水曜集会」参加中に焼身自殺を図った。チェさんは病院に運ばれたが、同月21日に亡くなった。
チェさんは自殺を図る前に記した「7千万同胞に告ぐ」と題する文章で、「私は愛国者にはなれなくても、亡き父が抗日運動をしていたので、普段から抗日問題に関心を持って見守っていたが、今は光州全南勤労挺身隊市民の会の一員として活動している」と自身を紹介した。
そして「慰安婦、挺身隊たちが毎週水曜日に雨が降ろうが吹雪が吹き荒れようが、日本大使館前に集まって政府当局に涙で訴えても、時には外国にまで行って日本の連中の蛮行を全天地に知らしめて歩いても、最近の世代は対岸の火事を見るように傍観している。日本の連中はますます息を吹き返して、誤った過去を黒板の落書きを消すようにしており、現実をペンキで塗り込めて言い訳で一貫している。いまだに自分たちの過ちを悔いることも知らず、一度の謝罪もせずに独島(ドクト)を自分たちの領土だと言い張り、東海(トンヘ)を日本海だと記載しているあいつらは、いまだに韓国を植民地だと思っている。世界人に指弾される時が来たと思う」と訴えた。
光州の市民社会団体は、チェさんの葬儀を民主社会葬として行い、毎年追悼祭を開催している。
2025/08/22 15:49
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/54036.html