また日本サッカー代表に選ばれた韓国歌手キム・ジョンミン息子…太極マークの可能性も残る

投稿者: | 2025年8月25日

歌手キム・ジョンミンの息子キム・ドユン(17、日本名・谷大地)が日本U-17(17歳以下)サッカー代表チームにまた選ばれた。4月に開催されたU-17アジアカップ以来2回目となる。

日本サッカー協会(JFA)は21日、仏リモージュで来月開催される国際親善大会に出場するU-17代表を発表した。ここにキム・ドユンも含まれた。この大会には日本のほかフランス、ポルトガル、サウジアラビアが出場する。キム・ドユンは4月のアジアカップではネパール戦で4得点、カタール戦で2得点し、実力が認められた。

 キム・ドユンは歌手キム・ジョンミンと谷ルミコの次男で、二重国籍者だ。

キム・ドユンはソウルのシンジョン小学校を経てKリーグ1のFCソウル傘下、五山(オサン)中学に進学してサッカーを続け、中学3年だった2023年にJ2リーグのサガン鳥栖のユースチームに移籍した。昨年、日本メディア「サッカーダイジェスト」のインタビューで「強いチームでやりたくて日本に来ることを決めた」と明らかにした。父キム・ジョンミンも「息子は日本に帰化したわけではない。両国ともに彼の母国」とし「サッカーはサッカーであり、欧州に行くのが夢」と応援した。

日本U-17代表に2回選ばれた後もキム・ジョンミンは「どこでもやりたいことをやって楽しんで生きてほしい」とし、息子の選択を支持した。

二重国籍者はFIFA規定上、年齢別代表でプレーしても、今後、国籍を変えてその国のA代表チームに選ばれることも可能だ。キム・ドユンがトップ級の実力を維持して状況が変わる場合、韓国代表選手になる可能性も残っている。

キム・ドユンの事例は過去に韓日両国を行き来した李忠成(日本名り・ただなり)と似ている。

在日韓国人の李忠成は日本で生まれて育ち、サッカーも日本で習った。2004年には朴成華(パク・ソンファ)監督が率いるU-19(19歳以下)韓国代表に選ばれた。しかし2006年に日本オリンピック(五輪)代表に抜てきされ、2007年に日本名に改名して帰化した。

当時、李忠成はあるメディアのインタビューで「なぜ半チョッパリ(日本人に対する差別用語)と言われた時はつらかったし、ショックを受けた」とし「日本人より韓国人が自分側になってくれると思って韓国に来たが、坡州(パジュ)でのことは自分の世界観を変えた」と明らかにした。その後、2011年には日本成人代表チームの一員としてアジアカップに出場し、決勝戦で決勝ゴールを決める活躍を見せた。日本のアジアカップ4回目の優勝を決めるゴールだった。

韓国と日本の境界に立つ2人を眺める目は約20年という時差ほど大きく変わった。国籍の問題と韓日両国で人種差別を経験した李忠成とは違い、今では個人の選択が尊重されるべきという声が多い。あるファンはオンラインで「サッカー選手を希望する人がどの国で経歴を築こうとそれは個人の自由。その国が日本だからといって反日感情を前に出すのは個人的な感情」とコメントした。

その代わり韓国でサッカーを習った有能な資源が自身の成長のために日本のシステムを選択しなければならないことをめぐっては、韓日サッカーの差が広がった結果という懸念の声も出ている。

最近、韓国代表は過去初めて日本代表との試合で3連敗を喫した。7月15日に竜仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われた2025東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1チャンピオンシップ(東アジアカップ)最終第3戦で日本代表に0-1で敗れた後、「両国の実力差が広がるようだ」という指摘に対し、韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は「率直に言うと、私も日本で長くやり、両国のサッカーを比較分析するが、幼い頃からのサッカー教育が違うのでその部分はやむを得ないという考えもある」と述べた。続いて「日本は試合の勝敗とは関係なく、一貫性というものを1990年代から今まで持ってきた」とし「我々は危険な状況であることを知りながら、一度でも(日本に)勝てばその結果に満足したようだ」と話した。

一方、最近、ドイツ人の父と韓国人の母の間に生まれたドイツ国籍のサッカー選手イェンス・カストロップ(22)が、所属をドイツサッカー協会(DF)から大韓サッカー協会(KFA)に変更して注目されている。サイドバックやMFをこなすカストロップはドイツU-16、U-18、U-20代表に選ばれた。夏にはドイツ2部リーグのニュルンベルクから1部リーグのボルシア・メンヘングラードバッハに移籍した。

来月、韓国代表の米国遠征に韓国代表に抜てきされるのではという期待もある。洪明甫監督が率いる韓国代表は9月7日午前6時、米ニュージャージー州スポーツイラストレイテッドスタジアムで米国代表と、10日午前10時に米テネシー州ジオディスパークでメキシコ代表と評価試合を行う。

2025/08/25 11:08
https://japanese.joins.com/JArticle/337945

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