フォトショップに韓服を描かせた結果…“明らかなミス”で物議

米ソフトウェア企業アドビ(Adobe)が運営する生成AI画像機能で「韓服(Hanbok)」と検索すると、日本の伝統衣装が多数表示される不具合が確認され、物議を醸している。

誠信(ソンシン)女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授は9月4日、「世界中で愛用されているアドビ・フォトショップで重大なエラーが見つかった」とし、「フォトショップの生成AIで『韓服』を韓国語や英語で検索すると、日本の衣装や人物が数多く表示されている」と明らかにした。

また、アドビ本社が運営する複数のソーシャルメディア(SNS)アカウントに抗議メールを送り、「韓服に関する英語の映像を添付し、『これは明白な誤りであり、早急に是正すべきだ』と訴えた」と説明した。

教授は、世界的に多くのユーザーがアドビ・フォトショップを利用しているだけに、今回の不具合が韓服に対する誤解を招きかねないと指摘した。

さらに「世界の人々が韓国の伝統文化に高い関心を寄せている中で、韓国の伝統衣装である韓服を正しく伝えることは極めて重要だ」と強調した。

特に最近は、中国が韓服は自国の衣装「漢服(ハンフー)」に由来すると主張し続けている状況にあり、グローバルプラットフォームで韓服の画像が誤った形で表示されるケースは、韓国の伝統文化のアイデンティティに深刻な打撃を与える恐れがあると警告した。