「インドネシアにもカラオケボックスはありますが、行くたびにいつもBLACKPINKの『Kill This Love』を歌います。小学校4学年の時に韓国アイドルを見てから韓国語を学びたいと強く思っていました」
19日、オンラインインタビューを通じて話を聞いた学生のカルメル・メロサ・アルデャプスタさん(15)は静かな口調で完結した韓国語文章を話した。BLACKPINKのファンであるカルメルさんは中学校に入学した2020年から韓国語を本格的に学び始めた。カルメルさんが通っていたインドネシアの中学校で必修科目として韓国語を教えていたためだ。一日2時間ずつ韓国語を勉強して「韓国語を理解すること自体が喜びだった」と話す。心理学者になるのが夢だというカルメルさん「心を痛めている人々の気持ちを理解してあげたい」と話した。
このように放課後または正規授業時間に韓国語を教える「韓国語採択校」は2014年26カ国から昨年47カ国に増えた。これを通じて全世界20万2745人が学校で韓国語を学んだ。「韓国語教育ブーム」が世界各地で急速に拡散しているという証拠だ。
◇韓国語「ブーム」…大学入試科目選択で日本語を超える
多くの国々で韓国語教育の人気は日本語など他の外国語を超えたという評価を受けている。22日、韓国教育部によると、韓国語を第2外国語として採用する国家は2014年11カ国から昨年23カ国まで徐々に増えている。今年からはパラグアイの中学・高校でも韓国語を第2外国語の正規科目として採択する。
大学入試に韓国語科目を採用した国家も増える傾向にある。2014年には4カ国にすぎなかったが、昨年日本・フランス・マレーシアなど10カ国で増えた。特にタイは2023年大学入試で第2外国語科目を受験した2万309人のうち4009人(19.8%)が韓国語を選択した。中国語(39%)に続いて2位に位置した。日本語(18.9%)を2022年初めて抜いた後、その差を広げている。
ベトナムは「韓国語学究熱」が最も熱い国の一つだ。韓国語が大学入試科目だけでなく、2021年第1外国語に指定された。英語・中国語・日本語・ロシア語・フランス語のような地位だ。ベトナム現地で仕事をしているある韓国人(28)は「家族全体が動いてでも学費を捻出しようというほど、ベトナムも教育の熱意が強い」とし「ベトナムの人々の韓国語実力は高まってきているが、需要が多いという水準を越えてすでに『ブーム』が起きたと見るべきだ」と話した。
2024/04/23 15:18
https://japanese.joins.com/JArticle/317793