世界各国で「韓国語ブーム」…日本語など他の外国語を超えたとの評価(2)

投稿者: | 2024年4月23日

◇韓流超えて就職まで…「ベトナムで韓国語学べば月給は倍」

韓国語ブームに燃料を注いで火をつけたのは韓流の人気だ。トルコ(テュルキエ)国籍であるアフメット・コパルさんは「子どものころは韓国とはお互いに『兄弟の国』と呼んでいることしか知らなかったが、ドラマ『朱蒙(チュモン)』を見て韓国の歴史をもっと詳しく知りたくなった」と話した。高校の時から韓国語を学び始めたコパルさんは大学で韓国語文学を専攻した。韓国に留学に来たあるインドネシア人(27)も「字幕が出てくるまで待たないで韓国バラエティ番組を見たくて韓国語を勉強した。最近インドネシアに韓国語塾がさらに増えている」と話した。

 最近では韓国文化を消費するところからさらに進んで韓国語で仕事を探そうとする外国人も多くなったという分析だ。学生時代に韓国の文化コンテンツで韓国語に接した学生が、成人になればさらに水準の高い韓国語を学んで「スペック」を築くということだ。

世宗(セジョン)学堂のチョン・ジョングォン経営企画本部長は「ベトナムで韓国語が堪能なら大卒の初任給が倍以上になる。韓国語が上手な人材に対する企業の需要は大きいが、まだ英語よりは比較的希少性があるため」と説明した。世宗学堂が2023年受講生の学習目的を調査した結果、「韓国および韓国文化に対する関心」(32.1%)が最も多く、「韓国語に対する関心」(23.5%)→「韓国留学」(20.6%)→「韓国企業勤務・就職」(12.9%)が続いた。

韓国語を将来の進路に決めた外国人もいる。日本人のさくらさん(仮名・22)は今年西江(ソガン)大学大学院に入学して韓国語教育を専攻している。「日本で韓国語を教えたい」という理由からだ。中学生の時から韓国の歌と動画で韓国語を独学した彼女の実力は韓国人も驚くほどだ。「韓国語は自由でおもしろい。「クルチェム(蜜+面白い)」「アルス(アルコールが全くダメな人)」のような新造語を友人同士で使っている」と言って笑った。

◇「韓国語教育の質を高めてこそ『知韓派』専門家が成長」

韓国語人気は教育を越えて国家間の交流にも寄与するところが大きい。教育部関係者は「現地の学生と学校で『韓国語授業を開設したい』という要求をボトムアップ式で政府に上げれば、韓国との交流・協力議題で韓国語教育を議論する形」と説明した。大邱(テグ)大学韓国語文学部のイ・ヒジョン教授は「韓国の認知度が高まれば外国にある海外同胞の地位も高まる」とした。

韓国語教育の質を引き上げなければならない点は課題に挙げられる。祥明(サンミョン)大学韓国言語文化専攻のイ・ヒヨン教授は「韓国語の教育需要は高まっているが、ネイティブスピーカーの講師を獲得するのが難しいという海外の大学が少なくない」と話した。韓国語教材の執筆に参加した延世(ヨンセ)大学特殊大学院のカン・スンヘ院長は「初・中等教材に学生の関心事を反映してコミュニケーション中心に構成しなければならない」とし「彼らに良質の教育を提供してこそ大学でも韓国関連の専攻を選択するなど『知韓派』専門家に成長する可能性が高まる」と強調した。

2024/04/23 15:19
https://japanese.joins.com/JArticle/317794

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)