連合司令官「朝中ロの軍事協力が深化…同盟間の安保協力を強化すべき」

投稿者: | 2025年9月18日

エグザビエル・ブランソン在韓米軍司令官兼韓米連合軍司令官が、朝中ロ3カ国の軍事協力深化を指摘し、韓米日をはじめとする同盟間の安保結束強化を強調した。

ブランソン司令官は9月17日、ソウル中区(チュング)のウェスティン朝鮮ホテルで開かれた「韓米同盟カンファレンス」の基調演説で「敵対勢力は彼らだけの連合を作りつつある」とし、「彼らの目標はわれわれの連合に亀裂を生じさせることだ」と述べた。続けて「ロシアは北朝鮮に先端ミサイル体系やサイバー・宇宙技術を移転し、北朝鮮軍の能力を急速に引き上げている」とし、「北朝鮮・ロシア・中国は合同偵察、海上機動、経済交流などを通じて国際秩序を弱体化させようとしている」と指摘した。

 ブランソン司令官は「これらの勢力が結託を強化する速度よりもわれわれがより速く結束しなければならない」とし、「一つの国家が北東アジアとインド太平洋の安保を単独で担うことはできない以上、米韓日の3者協力、さらには多者協力が不可欠だ」と強調した。

ブランソン司令官はまた、2022年の中国による「台湾包囲訓練」に言及し、危機状況における同盟の迅速な共助が持つ意味を強調した。彼は「中国は数時間のうちに航空機や艦艇、ミサイルを動員して戦力を誇示した」とし、「予告なしに一触即発の状況が発生し得ることを示した事例だ」と述べた。さらに「安保は単なる能力の問題ではなく、危機の際に共にする意思を持つ国家間の同盟にかかっている」と評価した。

最近の朝中ロ協力強化に関連し、ブランソン司令官は「同盟も進化しなければならない」とし、「それは単に装備の現代化ではなく、組織や政策、関係まで含む現代化だ」と強調した。

今回の発言は、今後中国の台湾侵攻などインド太平洋の危機状況で米国が介入する場合、韓国も同盟としての役割を果たすことを示唆したものと解釈される。

2025/09/18 08:16
https://japanese.joins.com/JArticle/338815

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)