「アイゴー、光州アイゴー…」日本の合唱団、5・18民主化運動の追悼曲を歌う

投稿者: | 2024年5月18日

 「若者が死んでいった/子どもたちも死んでいった/人々が死んでいった/光州という都市で/1980年5月18日」

 日本人歌手の山上茂典さんが5・18光州民主化運動の犠牲者を追悼して作った曲「アイゴー光州」の出だしだ。繰り返しの部分は「アイゴー、アイゴー、光州アイゴー/アイゴー、アイゴー、光州アイゴー」。この歌は「民主主義を愛した光州の人たち…平和自由民主主義万歳」で締めくくられる。

 グループ「山上茂典とその一座」は19日午後4時30分、光州錦南路(クムナムロ)の5・18民主広場で開かれる「五月韓日交流音楽会」の舞台で、この歌を韓国語で歌う。山上茂典さんは元JR西日本の社員であり、シンガーソングライターとしてグループを率いている。

 今年は韓日合唱団5チームが舞台に上がる。韓日市民合唱団は2~3曲ずつ歌った後、「朝露」、「光州出征歌」、「一緒に行こうこの道を」など3曲を一緒に歌う。プルンソル合唱団の指揮者のチョン・ユハさんは「日本の市民合唱団の方が私たちよりも民衆歌謡を好んでたくさん歌う。歌で交流し、お互いの市民運動のやり方を学ぶことができて心強い」と話した。

 プルンソル合唱団は2015年の結成以降、地道に活動を続けており、創作ミュージカル「光の結婚式」(「あなたのための行進曲」)を韓国と日本の舞台で公演し好評を得た。プルンソル合唱団は今年11月15日、東京で「いろそら!合唱団」と共演する。1987合唱団は、5・18を継承した6月抗争の精神をつなぐために作った市民合唱団だ。光州興士団合唱団は、平和と統一を願う歌を聴かせてくれる。

 日本の合唱チームは「いろそら!合唱団」が舞台に上がる。11年前、5・18ミュージカル「華麗なる休暇」の東京公演が実現できるように支援した日本の人たちが作った合唱団だ。合唱団の名前も「華麗なる休暇」のミュージカル公演で叫んだ「イロソラ」(韓国語で「立ち上がれ」という意味)と名付けた。「いろそら!合唱団」は民衆歌謡「その日が来れば」を歌う。

 韓国と日本の市民合唱団は1999年から音楽交流を始めた。音楽で反戦・平和運動を行う合唱団「うたごえ」が、1999年の5・18記念週間に光州を訪れたことがきっかけとなった。プルンソル合唱団のイム・ヒチョル団長は「韓国と日本を行き来しながら、知らなかった歴史を振り返って反省し、互いに良い影響を与え合っている」と語った。

2024/05/17 16:27
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/50055.html

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