韓国代表、パラグアイに2-0勝利…4日前のブラジル戦「屈辱」を払拭

投稿者: | 2025年10月15日

日本が「大魚」ブラジルを釣って歓呼した日、韓国サッカーは「難敵」パラグアイに勝利したが、興行の惨敗でうなだれた。

サッカー韓国代表は14日、ソウルワールドカップ(W杯)競技場で行われたAマッチ評価試合でパラグアイ代表に2-0で勝利した。前半15分に厳智星(オム・ジソン、23、スウォンジーシティ)が、後半30分に呉賢揆(オ・ヒョンギュ、24、ヘンク)が連続ゴールを決めた。

 4日前に南米最強のブラジルを相手に力を発揮できず0-5で完敗した韓国は、この日も変わりなくスリーバック基盤の3-4-2-1フォーメーションを固守した。ただ、洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は金玟哉(キム・ミンジェ、バイエルン、ミュンヘン)の活動範囲を広げるため中央DF3人の真ん中のスイーパーでなく左側に置いてストッパーの役割を任せた。金玟哉-朴鎮燮(パク・ジンソプ、全北)-李韓汎(イ・ハンボム、ミッティラン)が危険エリアの真ん中に並んで守備を担った。

前方へのパスを武器とする金玟哉が活発に動くことで左サイドのラインが生きた。前半15分、黄仁範(ファン・インボム、フェイエノールト)が左サイドにパスを出すと、オーバーラップした左ウィングバックの李明載(イ・ミョンジェ、大田)が低くて速いクロスを入れた。相手DFがこれをまともに処理できず、ゴール前にいた厳智星が右足で蹴り込んだ。

危機もあった。前半42分、李韓汎の致命的なバックパスミスからの1対1の状況でGK金承奎(キム・スンギュ、(東京)が好セーブを見せ、失点を防いだ。後半25分には相手のシュートがゴールポストとクロスバーに当たった。

失点の危機を免れた韓国は後半30分、李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が前方にパスを入れ、ストライカー呉賢揆がGKと1対1状況で相手をかわして得点した。洪監督が後半に交代投入した2枚の攻撃カードが勝利を決めた。

ハン・ジュンヒ解説委員は「ブラジル戦と違って両ウィングバックの攻撃加担が活発だった」としながらも「ブラジルと比べて客観的な競争力が落ちるパラグアイを相手に何度か失点危機を迎えた場面を忘れてはいけない」と指摘した。

韓国は今回の勝利でブラジル戦の0-5完敗の痛みを一部緩和した。2カ月後の北中米W杯組み合わせ抽選を控えて「ポット2(2番シード)のマジノ線である国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位以上の順位を守る可能性も高まった。

しかしファンは冷淡だった。最大6万6000人を収容するソウルW杯競技場を訪れたサッカーファンは2万2206人だった。4日前のブラジル戦と比べると4万人以上も少ない。「韓国サッカーの聖地」の空席は洪監督と鄭夢奎(チョン・モンギュ)サッカー協会長に対するファンの冷たい視線を代弁する。

30分前に東京の味の素スタジアムで始まった試合ではホームチームの日本がブラジル相手に先に2失点しながらも、3得点して3-2で逆転勝ちし、韓日サッカー代表の競争力が克明に表れた。観客席には4万4920人が入り、14戦目で初めてとなる日本のブラジル戦勝利(1勝11敗2分け)を祝った。

2025/10/15 11:45
https://japanese.joins.com/JArticle/339804

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