「トランプ大統領訪韓に期待大きい」…対米投資アピールした韓国企業オーナーら

投稿者: | 2025年10月21日

韓国主要グループのオーナーらがトランプ米大統領に韓国企業の対米投資現況を伝え、通商環境改善などを議論した。18日に米フロリダ州マールアラーゴリゾート近くで行われたゴルフラウンドを終えトランプ大統領と会った席でだ。

韓国財界によると、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長、ハンファグループの金東官(キム・ドングァン)副会長ら主要グループオーナーは18日、ウエストパームビーチにあるトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブで開かれたゴルフラウンドに参加した。ソフトバンクグループの孫正義会長が南アフリカ出身の伝説のゴルファーであるゲーリー・プレーヤーの90歳の誕生日を控えて企画した行事で、トランプ大統領と韓日台湾の主要企業関係者が交流する席だった。韓国代表企業のオーナー経営者が総出動したことに対しトランプ大統領がとても歓迎したという。

 この日のラウンドは4人1組のチームマッチ方式で行われた。トランプ大統領は孫会長、ゲーリー・プレーヤー、長打者で有名なブライソン・デシャンボーと同じチームになった。韓国企業オーナーらはトランプ大統領とは別のチームに配置されたが、行事前後にあいさつを交わし対話したという。ゴルフの実力者として知られる李在鎔会長はこの日5~6年ぶりにゴルフを再開した。2年前に足首を負傷した崔泰源会長はこの日のラウンドには出ず運動前後にあいさつだけした。

鄭義宣会長は今月末の訪韓を控えたトランプ大統領に直接投資現況を説明し、「(トランプ大統領の)韓国訪問に対しみんなの期待が大きく、みんなが一致協力して準備をしっかりやっている」と話したという。鄭会長はこの日55歳の誕生日を迎え、トランプ大統領をはじめとする参加者から祝いの言葉を受けるなど和やかな雰囲気だったという。

トランプ大統領はこの日、近くAPECが開かれる韓国を訪問するというあいさつを始まりに、造船業をはじめとする対米進出企業の持続的な投資意志に謝意を示し、今後も積極的な投資を要請したと伝えられた。

財界関係者は「米国で活発に事業している韓国企業オーナーの声をトランプ大統領に直接伝えた意味のある席だった。トランプ大統領の訪韓と通商環境変化に対する議論が非公式に行き来したものと理解する」と話した。

ゴルフ会合直後に李在鎔会長と崔泰源会長はすぐに帰国し経営に復帰した。具光謨会長も事業報告会の日程に合わせ20日に帰国した。

一部オーナーらは現地での日程を継続した。鄭義宣会長は米国事業を点検した後にAPECの日程に合わせて帰国する予定だ。金東官副会長は米国からポーランドに移動した。金副会長はカン・フンシク大統領秘書室長(戦略経済協力大統領特使)が率いる防衛産業セールス特使団に合流するものとみられる。特使団はポーランドとルーマニアなどを訪問して韓国防衛産業の輸出拡大に向けたセールス活動を継続する。

ハンファオーシャンはポーランドの新型潜水艦事業であるオルカプロジェクトの受注に向け張保皐(チャンボゴ)級潜水艦の現地生産を提案した状態だ。オルカプロジェクトは3兆4000億ウォン規模で整備・修理・オーバーホール(MRO)契約まで含めば最大8兆ウォンに達する。韓国はフランス、ドイツ、スウェーデンなどと受注競争中だ。

2025/10/21 07:39
https://japanese.joins.com/JArticle/340003

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