大谷に膝をつかせた新人投手…トロント、ワールドシリーズ優勝まで残り1勝

投稿者: | 2025年10月31日

トロント・ブルージェイズがメジャーリーグ(MLB)ワールドシリーズ(WS、7戦4勝制)優勝まで残り1勝とした。

トロントは30日(日本時間)、米ロサンゼルス(LA)ジャースタジアムで行われたLAドジャースとのWS第5戦で先発トレイ・イェサベージの好投と打線の集中力を前面に出して6-1で勝利し、シリーズ成績を3勝2敗とした。歴代WSで3勝2敗とリードしたチームの優勝比率は67.4%(46回中31回)。ホームで行われた第1・2戦を1勝1敗で終えたトロントは28日、LAで行われた第3戦で延長18回の激戦末に敗れた。しかし第4、5戦で連勝して反騰に成功した。

 トロントは一日休んだ後、またホームのロジャーズセンターに戻ってWS第6、7戦を行う。残りの2試合で1勝すれば1993年以来32年ぶりにWS優勝トロフィーを手にする。一方、ディフェンディングチャンピオンのドジャースは残りの2試合を連勝してこそWS2連覇を達成する。第6戦の先発投手はトロントがケビン・ゴーズマン、ドジャースが山本由伸を予告した。

トロントの22歳の先発投手イェサベージが第5戦の勝利に寄与した。イェサベージは7イニングを四死球なく3被安打12奪三振1失点に抑えた。ストライクゾーンの隅々をつくイェサベージの八色鳥投球に大谷翔平(4打数無安打1三振)、ムーキー・ベッツ(4打数無安打2三振)、フレディ・フリーマン(3打数無安打3三振)などドジャースの強力打線が封じ込まれた。

イェサベージは昨年のMLB新人ドラフト第1ラウンド全体20順位でトロントに入団したルーキーだ。今季をマイナーリーグのシングルAからスタートしたが、ダブルA、トリプルAと昇格し、先月15日には超高速でメジャーデビューを果たした。シーズン中はわずか3試合の登板だったが、秋の野球ではエース級で活躍している。ニューヨーク・ヤンキースとのアメリカンリーグ(AL)ディビジョンシリーズ第2戦に先発登板し、5イニング1/3を被安打なく11奪三振で無失点に抑える完ぺきな投球を見せた。シアトル・マリナーズとのALチャンピオンシップシリーズ第2戦では4イニング5失点と振るわなかったが、第6戦で5イニング2/3を2失点に抑えて勝利投手となり、チームを崖っぷちから救った。

結局、トロントはイェサベージにWS第1戦の先発投手という重責を任せ、4イニング2失点でチームの勝利に寄与した。続いて両チームが2勝2敗の第5戦にまた先発登板し、チームに貴重な勝利をもたらした。イェサベージは「ポストシーズンの試合を経験しながら多くのことを学んだ。チームメートと一緒ならどの舞台も怖くはない」と語った。

トロント打線は1回から爆発した。先頭打者デービス・シュナイダーがドジャース先発ブレイク・スネルの初球を叩いて左越ソロを打ち、続くウラジミール・ゲレロ・ジュニアもスネルのストレートをとらえて左越ソロを放った。トロントはドジャースが1点差に追い上げた4回、ドールトン・バーショの三塁打とアーニー・クレメントの犠牲フライで点差を広げ、7回に2点を追加して勝利を引き寄せた。

両リーグでサイ・ヤング賞を受賞したドジャースのエースのスネルは6イニング2/3で116球を投げて奮戦したが、6被安打7奪三振4四球の5失点で敗戦投手になった。ドジャース内野手の金慧成(キム・ヘソン)はこの日も出場機会を得られなかった。

2025/10/31 10:43
https://japanese.joins.com/JArticle/340463

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