北朝鮮、G7の非核化声明を糾弾…「核保有は敵対的な国家を抑制できる最も正確な選択」

投稿者: | 2025年11月14日

北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相は、主要7カ国(G7)外相が北朝鮮の完全な非核化原則を再確認する共同声明を出したことについて、「最も強力な修辞的表現を利用して断固と糾弾し、排撃する」と明らかにした。

朝鮮中央通信は14日、崔外相が「G7は朝鮮民主主義人民共和国の主権的選択に逆らう権利がない」という題名の談話でこのように主張したと報じた。談話は住民が読む労働党機関紙「労働新聞」にも掲載された。

 崔外相は「わが国家の憲法に対する直接的侵害となるG7外相らの露骨な敵対的行為に強い不満と遺憾を表し、これに最も強力な修辞的表現を利用して断固と糾弾、排撃する」とし「世人が実現不可能な概念であると認めている『非核化』をいまだに習慣的に合唱するG7の惰性的な執念は、自らを国際社会の端に追い込み、自分らが国際関係の片隅に置かれる疎外された小数利益集団であることを証明してみせるだけ」と批判した。

さらに「今日の厳しい地政学的環境の下で核保有は最も危険で敵対的な国家を抑制することのできる最も正確な選択」とし「外部からの核脅威が終息されない限り、核を圧制の手段にして絶対的な覇権を追求する勢力が存在する限り、核保有を永久化した憲法に最後まで忠実であることで国家と人民の現在と未来を保証し、国際的正義を実現しようとする朝鮮民主主義人民共和国の意志は確固不動である」と強調した。

また「朝鮮半島とアジア太平洋地域の平和と安定を保障する道は、非現実的な『非核化』を主唱するところにあるのではなく、朝鮮民主主義人民共和国の憲法を尊重するところにある」とした。さらにG7を「世界最大の核保有国をはじめとして核でつながり、結託された核同盟集団」とし、北朝鮮を標的にした非核化要求は「現実逃避的かつ二重基準的な行為」と述べた。

これに先立ち、米国・日本・英国などG7外相は12日(現地時間)、カナダで会合後に声明を発表し、「国連安全保障理事会(安保理)決議に基づき、北朝鮮の核・ミサイル計画を強く糾弾し、北朝鮮の完全な非核化に対するわれわれの意思を再確認する」と明らかにした。G7外相はこれより前の9月23日、国連総会ハイレベルウィークでの会合後に出した共同声明でも、北朝鮮の完全な非核化原則を確認していた。

2025/11/14 08:41
https://japanese.joins.com/JArticle/341017

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