野球:2試合で四死球23個、ストライクが入らない韓国投手陣 韓日戦

投稿者: | 2025年11月17日

 来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて準備をしている野球の韓国代表チームが、東京ドームで行われた日本との強化試合2連戦を1敗1分で終えた。15日の第1戦は4-11と完敗し、16日の第2戦では9回裏2アウトから出た金周元(キム・ジュウォン)=NCダイノス=の劇的なソロホームランにより7-7の引き分けで終わった。2017年以降の日本との対戦成績は11戦で10敗1分と、日本を「ライバル」と呼ぶのが恥ずかしいほどだ。

 決して及第点を与えられるような試合内容ではなかった。韓国は2試合とも試合序盤に打線の助けで3-0とリードしたのにもかかわらず、継投の投手たちが相次いで動揺し、逆転を許してしまった。問題は投手たちのコントロール不足だった。第1戦では11四死球、第2戦では12四球を許してしまった。しかも、第2戦7失点のうち4点は押し出しだった。

 第2戦で先発したプロ1年目の鄭宇宙(チョン・ウジュ)=ハンファ・イーグルス=は3イニングで4奪三振・無失点と日本打線を封じ込めた。2回には四球、二塁送球エラー、犠牲バントで一死二・三塁のピンチに追い込まれたが、佐々木泰の打球をセカンドライナーに、石上泰輝を空振り三振に仕留め、ピンチを乗り切った。東京ドーム初登板であり、韓日戦というプレッシャーも考えれば「満点のデビュー戦」だった。

 マウンドで鄭宇宙が踏ん張っている間、打線は3回裏の攻撃で3点を先制した。一死満塁で宋成文(ソン・ソンムン)=キウム・ヒーローズ=が2点タイムリーを放ち、続く一死一・三塁でダブルスチールにより1点を加え、3-0のリードをつかんだ。

 ところが、鄭宇宙に続いて4回から登板した呉原錫(オ・ウォンソク)=KTウィズ=と趙丙炫(チョ・ビョンヒョン)=SSGランダース=が4四球と2安打を与えて3点を奪われ、3-3の同点となった。韓国は4回裏に1点を追加したが、5回満塁のピンチで押し出しとなる四球と2点タイムリーを浴び、4-6と逆転を許した。8回表にはペ・チャンスン=サムスン・ライオンズ=が再び押し出しとなる死球を与えて7点目を許した。

 敗色が濃くなった9回裏、救世主となったのは金周元だった。6-7とリードされていた9回裏、2アウトで打席に立った金周元は、日本の抑え投手・大勢の真ん中に入ってきた失投を逃さずに打ち返し、センターフェンスを越える同点ソロ本塁打にした。延長はなく、試合は7-7で終わった。

2025/11/17 09:20
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