17歳以下(U-17)のサッカー北朝鮮代表選手たちが、日本代表選手たちに対して拳で殴るようにあいさつを交わす姿がカメラに捉えられた。
19日午前、カタール・ドーハのアスパイア・ゾーンで行われた2025国際サッカー連盟(FIFA)U-17ワールドカップ(W杯)ラウンド16開始前、両国の選手たちは列になってあいさつした。
通常、試合前はハイタッチしたり、グータッチしたりするが、北朝鮮の選手たちは拳を握り、日本の選手たちの手をめがけて力一杯たたきつけた。しかも、1人ではなく複数の選手たちが同じ行動を取った。
この様子は生中継カメラにそのまま捉えられ、交流サイト(SNS)を通じて拡散されて物議を醸している。日本の各メディアは「健闘を誓うために差し出した日本人選手の手に、北朝鮮の選手たちはあいさつとしては考えられないほど強い力で拳をたたきつけて批判が殺到している」「スポーツマンシップとは程遠い行動だ」と報じた。インターネット上でも「ハイタッチを口実に殴っている」「北朝鮮選手たちの行為はあいさつではなくパンチ」などのコメントを寄せている。
この日、北朝鮮は試合でも負けた。前後半を1-1で終えた両チームの試合はPK戦に入った。日本はキッカー5人全員が成功したが、北朝鮮は2人目のキッカー、ハン・イルボクの左足シュートがゴールポストの上に飛び、日本にベスト8進出を許した。
2011年以来14年ぶりに同大会ベスト8入りを果たした日本は、オーストリアと21日にベスト4入りを巡って対戦する。
イ・ガヨン記者
2025/11/22 09:20
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