李在明(イ・ジェミョン)大統領が3日、「昨年12月3日、家で非常戒厳宣言をする場面を見て国会に駆けつけながら、最初に思い出した歴史的な場面が『光州(クァンジュ)市民の皆さん、全南道庁に集まってください』と放送した光州のある女性の声」と明らかにした。
李大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ)迎賓館で開いた記者会見「新たに立つ民主主義、その1年」でこのように述べた。
李大統領は「同じ心情で放送を始めた」とし「『軍事クーデターを防げる力はただ国民だけだ。国民が現場で共にしてこそ、このクーデターを防げる』という考えで現場に駆けつけながら『国会に来てほしい』と放送した」と説明した。
李大統領は「実際に国民は国会に来た。体で軍人の銃刀を防ぎ、結局、クーデター鎮圧のきっかけを提供した」とし「国会が形式的に権限を行使したが、実質的な力は国民の中から出てきた」と強調した。また「結局、軍事クーデターは鎮圧され、大統領が拘束、罷免され、新たに真の国民主権政府が誕生した」と述べた。
李大統領は「大韓民国という文化・経済・軍事強国で親衛軍事クーデターという非常に後進的な事態が発生した際は本当に驚いたが、共に関心を持って支援してくださったおかげで大韓民国の市民革命が、光の革命が成功した」とし「大韓民国の美しく平和な市民革命が、民主主義の回復が世界史的な模範になることを望む」と強調した。
李大統領は質疑応答で中日間の葛藤で日本を支持するのかという質問に対し、「大韓民国のことわざに『争いはやめさせ、良いことは勧めるべき』というものがある」とし「我々が一方を支持したりすることは葛藤を激化させる要因になる」と答えた。
李大統領は「個人の関係や国家間の関係も同じだが、最大限に共存し、尊重して協力するのが望ましい」とし「共通点を見いだすために努力し、協力する部分を最大限に探して協力するのが望ましい」と説明した。
続いて「一方を支持するより共存できることが何かを見つけて、可能な領域があれば葛藤を最小化し、仲裁・調整できる役割があるならその役割をするのが望ましい」と述べた。
李大統領は「北東アジアは経済的に非常に活力があるが、軍事安保の側面では非常に危険な地域」とし「このような地域であるほど共通点を見つける努力をし、協力する部分を最大限に探し出して協力するのが望ましいという考え」と伝えた。李大統領は「みんなが共存できる道を探さなければいけない」とし「葛藤を最小化して仲裁できる部分があればその役割をするのが望ましい」と話した。
2025/12/03 11:51
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