「used in Japan」が世界的人気…中古品取引市場に注目する日本

投稿者: | 2025年12月15日

日本のファッションの中心地である東京・原宿。雨が降る14日も多くの外国人観光客がビニールで包装されたショッピングバッグを持って街を歩いていた。

ある有名ファッションビンテージショップの前で会ったポルトガル人は「400ユーロ(約7万3139円)程度する有名ブランドのパンツをビンテージショップで探したが、未使用の製品を100ユーロに満たない価格で買った。日本の中古品販売店はポルトガルとは比較にならないほど管理がしっかりしており、品揃えが多様で私には天国のようだ」と興奮を隠すことができなかった。

 韓国からきたという会社員パク・テミンさんも「日本の中古品販売店で古い年式の製品や希少性のある製品を探したりするが、品揃えも多様で管理もしっかりされており買わなくても見るだけで楽しい」と話した。

これに対し、こうしたハイエンドブランドを扱う中古品販売店に日本人はそれほど多くなかった。売り場で出会った日本人は「最近の日本人はむしろこうした高いブランドはあまり買わない傾向があるようだ。売り場に来れば半分以上は外国人観光客のようだ」と話す。

日本の中古ブランド品が世界の消費者の注目を浴びている。米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーによると、世界の中古ブランド品市場規模は2024年に480億ユーロで2017年に比べ2.4倍に成長した。流行の影響を受けにくく価値が簡単に変わらない中古品が管理もしっかりされており、使用感があまりなければ安く買える点で消費者の人気を呼んでいる。こうした側面で日本は中古ブランド品購入者の満足度が最も高いところだと日本経済新聞が報道した。

同紙によると、ロレックスなどブランド品の時計が取引されるドイツの高級時計リセールサイト「クロノ24」で1~10月に日本の中古ロレックス時計は購入者の評価が5点満点の4.742点で1位となった。

日本は古くから中古品が流通し、物に対する履歴管理や真贋鑑定がしっかりされている上に物の状態も管理されているものが多く、購入者の立場では信頼感があるという側面がある。メルカリとニッセイ基礎研究所は日本の家庭内に眠る中古品の価値を約91兆円と試算した。

日本企業もいわゆる「used in Japan」をひとつのキャッチフレーズのように使いこれを積極的に広報している。日本のオンラインプラットフォームは日本の中古製品で海外市場を開拓するための努力に積極的だ。代表的な中古品取引プラットフォームのメルカリは人工知能(AI)を活用して製品に対する説明を利用者が母国語に変換して見ることができるようアプリ使用環境を大幅に改善した。これを基に10月からは台湾と香港で正式にサービスを開始した。今後3年以内に50カ国に進出するという目標も立てた。

2025/12/15 11:08
https://japanese.joins.com/JArticle/342164

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