韓国、対日コメ輸出初めて100万ドル突破

投稿者: | 2025年12月21日

「韓国はコメが余って騒がしいが、日本に輸出したらどうだろうか」。

李在明(イ・ジェミョン)大統領が11日に農林畜産食品部の業務報告でした話だ。今年日本ではコメ価格が急騰し買いだめの動きが起きた。韓国はコメの過剰生産が予想されるため「ウィンウィン」になるのではないかとの趣旨だ。日本へのコメ輸出は今年初めて100万ドルを超え好況を迎えたが、依然として「関税障壁」など超えるべき山は多い。

 韓国農水産食品流通公社(aT)によると、1月から11月末まで日本へのコメ輸出額は100万6000ドルで過去最高を記録した。前年同期の5万8000ドルからの増加率は1600%に達する。2000年3月に日本にコメを輸出し始めてから年間輸出額が100万ドルを超えたのも初めてだ。農協中央会によると、4月に全羅南道海南(チョンラナムド・ヘナム)の農協がコメ2トンを日本に輸出してから上半期中に輸出契約を結んだ分だけで800トンに達する。

これまで日本へのコメ輸出が低調だった理由は高率の関税のためだ。日本は自国の農家を保護するため国別に割り当てられた低関税クオータ制のコメを除いた外国産のコメに1キログラム当たり341円の高い関税を課している。しかし日本のコメ価格があまりに高くなり、関税が課されても韓国のコメ価格が低くなるケースが生じた。農協関係者は「韓国と日本はねばりのある単粒品種のジャポニカ米を主に食べるため自国のコメの代替として韓国産のコメは好まれる方だ」と話す。

日本のコメ価格は依然として高止まりを続けている。日本の農林水産省によると、11月3~9日基準で全国のスーパーマーケットで販売されるコメ5キログラムの価格は平均4316円で過去最高値を記録した。前週より1.9%上昇したもので、この統計を取り始めた2022年以降で最も高い。2024年4月の2088円から今年4月には4220円と1年間で2倍に急騰した。下半期に入り日本政府が備蓄米を放出して10~20%ほど下落したが、10月に入り再び上昇傾向だ。

問題は日本のコメ品薄に期待した一時的な輸出好調にとどまりかねない点だ。高率の関税が維持される限り日本のコメ価格が安定すれば韓国産のコメが打撃を受ける構造だ。実際に下半期に入り日本のコメ価格が小幅に下落すると韓国のコメ輸出実績も1~6月の416トンから7~11月には197トンに急減した。農林水産省によると2025年産コメ予想収穫量は747万トンで前年の679万トンより約10%増加すると予想される。需要に対し供給が増えれば日本国内のコメ価格も下落するほかない。

最近韓国のコメ価格が上がっており農家の輸出誘因も減っている。国内でも比較的高い価格でコメを売れるのにリスクを抱えて日本国内の販路を開拓する理由はないという意味だ。農産物流通情報(KAMIS)によると、19日基準で全国の平均コメ小売価格は20キログラム基準6万2398ウォンで前年より14.1%上がった。

ただ農林畜産食品部は対日コメ輸出をすぐに大きく増やすのは難しくても広報の機会にはできると判断している。日本人観光客などを対象に韓国のコメに対する認識と選好度を改善するのに注力するという計画だ。このため12日から金浦(キンポ)国際空港でコメ広報に向けたポップアップストアも運営している。aT関係者は「日本だけでなく韓国の食品の人気が高いシンガポール、香港、台湾などを対象に韓国産コメの市場性調査、海外マーケティングなど段階的輸出拡大を支援する予定」と話した。

2025/12/21 12:30
https://japanese.joins.com/JArticle/342419

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