日本にレアアース報復カードを切った中国…「火の粉は飛んでこないか」韓国産業界に緊張感

投稿者: | 2026年1月8日

中国が日本に対してレアアース(希土類)の輸出統制カードを切ったことで、韓国国内の産業界でも緊張感が高まっている。最近、中国が米国や日本と葛藤の局面を迎えるたびにレアアースを武器として活用しており、韓国も備えが必要だという指摘が出ている。

韓国はレアアースを絶対的に中国に依存している。7日韓国貿易協会によると、今年(1~11月基準)のレアアース永久磁石の輸入量のうち99.4%が中国産だった。レアアース金属(85.9%)、レアアース化合物(68.7%)もやはり中国への依存度が圧倒的だ。レアアースは携帯電話やコンピュータなどの電子製品から、自動車、エネルギー、防衛産業の分野においても必須の材料だ。必要量は多くないが、代替が不可能であるため必須原材料に分類される。

 特に電気自動車や発電タービンなどに使用されるネオジムなどのレアアース磁石は、モーターの核心部品だ。ハナ証券によると、レアアース磁石は自動車(24%)、消費家電(21%)、発電タービン(9%)、エアコン(8%)などに主に使われている。今後、電気自動車やロボットなどの需要が増すにつれ、レアアース磁石の需要は爆発的に増加する見通しだ。

iM証券のコ・テボン研究員は「フィジカル人工知能(AI)時代が近づくほど、レアアースの需給問題は深刻化するだろう」とし、「国家レベルでの対策準備が急務だ」と指摘した。

レアアース市場は中国が支配している。米国地質調査所(2024年基準)によると、中国は世界において埋蔵量(48.4%)も最も多いが、それ以上に採掘(69.2%)と精錬・精製(91.4%)のグローバルシェアが圧倒的だ。採掘から製品生産までの全過程を垂直統合した唯一の国家だ。西側先進国が環境汚染や経済性の問題で生産量を減らしている間、国を挙げてレアアース産業の構造調整を行った成果だ。

◇サプライチェーンでつながる韓中日…企業は「事態の長期化を懸念」

今回の中日葛藤が韓国国内のレアアース・サプライチェーンに及ぼす影響はまだ未知数だ。しかし昨年、米中葛藤の局面でレアアースの輸出統制を経験した企業の間には張り詰めた緊張感が漂う。

電気自動車用の駆動モーターに必要な永久磁石などを輸入している現代モービスは、今回の状況を鋭意注視している。同社の関係者は「中国や日本などの需給状況を見ながら輸入量を確保してきたが、昨年からレアアース問題があったため、継続的に在庫を蓄積してきた」とし、「直近のところでは大きな影響はないだろうが、事態が長期化すれば影響が大きくなる可能性があるためモニタリングを続けている」と述べた。

ハンファエアロスペースの関係者は「今のところ特別な影響があるとは見ていないが、国内の防衛産業への供給が途絶えるような問題につながれば影響は避けられない。宇宙航空、防衛産業ともにレアアースが絶対的に必要な分野だ」と語った。

中国の日本に対する報復措置が、韓国国内にまで影響を及ぼしかねないという指摘もある。韓国材料研究院のキム・テフン研究員は「昨年、米中葛藤の中で中国が輸出を管理したことも、韓国に影響があった。その余波が完全に回復していない中で、今回の対日輸出管理もやはり影響が出ざるを得ない」とし、「韓国政府が直接的に我々と中国の関係改善を進めていく必要がある」と指摘した。政府関係者は「韓中日がサプライチェーンでつながっているため、影響がないと見るのは難しい」とし、「輸入脆弱品目を選別・支援してきたためリスク回避が可能な状況だが、サプライチェーンの波及効果を綿密に注視していきたい」と述べた。

企業もサプライチェーンの多角化や代替素材の開発などに乗り出している。ポスコインターナショナルは、レアアースのサプライチェーン多角化に向けて米国のリエレメント・テクノロジーズと北米内でのレアアースおよび永久磁石の統合生産拠点の構築を検討中だ。LSエコエナジーは、レアアース埋蔵量2位の国家であるベトナムと協力し、現地サプライチェーンを構築する計画だ。

2026/01/08 08:47
https://japanese.joins.com/JArticle/343119

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