大統領府「13日の韓日首脳会談で長生炭鉱など歴史問題論議」

投稿者: | 2026年1月10日

 大統領府は9日、13日の韓日首脳会談で長生炭鉱などの歴史問題を議論することになると明かした。

 ウィ・ソンナク国家安保室長は9日の大統領府でのブリーフィングで、「李在明(イ・ジェミョン)大統領は13~14日、1泊2日の日程で日本の奈良を訪問する予定」だと述べた。李大統領は昨年10月末の慶州(キョンジュ)でのアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を機に行われた韓日首脳会談で、「シャトル外交の精神に則り、次回は私が日本を訪問しなければならないが、できれば奈良県に行きたい」との考えを高市首相に伝えていた。

 具体的な日程を見ると、李大統領は13日に奈良に到着し次第、高市首相と会い、少数のみが同席する単独会談、拡大会談、共同メディア発表、1対1歓談、晩さんなどを共にする予定だ。翌日の14日に両首脳は、現地の代表的な文化財である法隆寺を視察する。李大統領はその後、同胞懇談会に出席し、帰国する予定だ。

 今回の首脳会談では、歴史問題も議論のテーブルに載せられる。ウィ室長は、今回の首脳会談を「長生炭鉱などの歴史問題で韓日両国が人道的側面からの協力を行う契機にしようと思う」とし、「歴史問題での人道的観点からの協力の強化を(議論することになるだろう)」と語った。長生炭鉱は山口県宇部市の近隣にある海底炭鉱で、太平洋戦争時に朝鮮人労働者が強制動員された。

 ウィ室長は、日本とは「好循環のサイクル」を構築することが重要だと強調した。ウィ室長は「これまで首脳が引っ張ってきた韓日関係は良好だ」として、「天気が良い時に良い実績をあげ、後に少し難しいことを扱わなければならない時、雨が降る時があったら、それまでに蓄積してきた良いエネルギーをもって難しい問題も解決してみようということ」だと語った。

 その他にも朝鮮半島問題、日中対立問題も論議されるとみられる。ウィ室長は「日本は域内の平和、安定、繁栄のための重要な協力パートナーで、急変する国際情勢の中で両国の首脳同士の地域およびグローバル懸案に関する緊密な意思疎通で両国の協力が深化すると期待する」と語った。今月5日の韓中首脳会談で中国が「日本は一線を越えている」という趣旨の発言をおこなっただけに、今回の韓日首脳会談でも日本が中国に対する不満をあらわにすることが予想される。この問題について李大統領は7日の記者団との昼食懇談会で、「争っている時に割って入ると両方から嫌われる恐れがある」と述べつつ、適切な距離を取ることが必要だとの立場を表明している。

 また、9月に日本の愛知・名古屋で開催される夏季アジア競技大会に北朝鮮が選手団を派遣する可能性についても、「留意している」と述べた。ウィ室長は「スポーツ分野の交流は相対的に難易度が低い分野の交流」だとして、「そのような機会に北朝鮮が国際舞台に出てきて活動するのは望ましいと思うし、主催国である日本もそのような似たような視点をもって臨むと思う」と語った。ただし、この問題が首脳間で議論されるかは明確ではない。

 韓国のCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加盟についても議論される予定だ。ウィ室長は「今回の会談では知的財産の保護、人工知能(AI)などの未来分野を含め、詐欺などの超国家犯罪への対応、社会問題、人的交流など、両国の民生に直結する分野での協力を強めるための方策が幅広く議論されるだろう」と述べた。

 両首脳は首脳会談の終了後、共同記者会見を行う予定となっている。共同声明の発表は行われない。

2026/01/09 14:52
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/55148.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)