▽鄭在貞(チョン・ジェジョン)ソウル市立大学名誉教授=韓日国民が歴史的現場相互訪問を通じて互いの歴史を尊重する方法を学ばなければならない。1965年の韓日国交正常化から60年間に韓日が互いに肯定的な影響を与えたという認識が必要だ。
▽李赫(イ・ヒョク)元駐ベトナム大使=だれが執権しようが持続可能な対日政策を用意しなければならない。韓日関係のモメンタムを生かし、リスクを管理しながら次期政権にも資産になるような安定した韓日関係を譲らなければならない。
▽李根寛(イ・グングァン)ソウル大学法学専門大学院教授=両者的、被害者中心の見方から抜け出し、多者的、世界的観点から韓日関係を見なければならない。政治的ライバルだった朴正熙元大統領と金大中元大統領も韓日関係においては認識の接点が相当にあったが、これは私たちの大切な資産だ。
◇朴正熙・金大中の「韓日関係認識」には接点
▽権泰煥(クォン・テファン)韓国国防外交問題評議会会長=哨戒機問題、第7鉱区共同開発協定処理問題など、依然として停滞状態である懸案は必要であれば正面突破しなければならない。
▽チェ・ウンミ峨山(アサン)政策研究院研究委員=来年国交正常化60周年を迎えて若い層と疎通できるショート動画がチャレンジ動画などデジタルコンテンツを活用し、ともに楽しむ雰囲気を作らなければならない。
▽朴鴻圭(パク・ホンギュ)高麗(コリョ)大学教授=強制徴用問題解決に向けた特別法も国会批准が容易ではないが、現政権特有の突破精神で積極的に試みなければならない。
▽梁起豪(ヤン・ギホ)聖公会大学教授=強制徴用第三者弁済に向けた財源がすでに枯渇し、特別法を作ったり企業に自発的に資金を出させるようにしなければならない手詰まりに至った。実質的な解決策が必要だ。
◇青少年修学旅行再び活性化しなくては
▽申鉉昊(シン・ヨンホ)法律事務所ヘウル代表弁護士=政治家らがいくら会って握手しても波及力はない。結局韓日青少年の修学旅行などを活性化し、青少年期から直接会って友達と付き合う機会を与えることが重要だ。
▽李夏慶(イ・ハギョン)中央日報論説委員=韓日ビジョンフォーラムが発足して5年が過ぎ、今回のフォーラムが32回目だ。尹錫悦大統領が支持率への打撃を甘受して韓日関係改善に向けた決断をしたことは間違いなく、その後を作っていくのは私たちの役割だ。
▽崔鉉万(チェ・ヒョンマン)未来アセット証券会長=未来アセット資産運用の子会社と大和証券が合作して設立したグローバルXジャパンの半導体ETFは経済分野で韓日協力の知恵を見せた事例だ。
▽朱浣(チュ・ワン)金張法律事務所弁護士=韓日関係では相手の立場で考えることが重要で、極端に分かれた立場を調整するためには分野別に具体化したアプローチが必要だ。
▽呉世正(オ・セジョン)元ソウル大学総長=過去の問題を政治的に利用する勢力が両国関係の障害として作用している。これに対しAI、新素材、再生可能エネルギー分野では協力の潜在性が十分だ。
▽金広斗(キム・グァンドゥ)国家未来研究院長=バイオ・ヘルス分野で高齢層を対象にする医療技術は韓日が他の国の牽制を受けずに互いの強みを生かして協力できる分野だ。
◇米日協力なければ韓国の位置付け狭まる
▽柳明桓(ユ・ミョンファン)元外交部長官=半導体産業をはじめとする経済発展で米日の協力がなければ韓国の立場もない。韓国の地位が上がり世界的中枢国を指向する中で過ぎ去る問題は過ぎ去らなければならない。
▽崔相竜(チェ・サンヨン)高麗大学名誉教授=韓日関係は「疎通」と「関係管理」だけしっかりやれれば無難に回るだろう。高度で成熟した政治的判断能力に基づいた疎通と相手国の立場で見ることができる能力が必要だ。
▽洪錫炫(ホン・ソクヒョン)財団理事長=変化した国際環境の中で巨大野党が再び反日感情を活用してこれを大統領選挙まで持っていくならば将来は絶望的だろう。反日感情を利用するのは巨大野党らしくない姿勢だ。大統領が野党とも真摯な対話を通じて韓日関係を解決していくべきで、巨大野党も韓日関係を大乗的・発展的に維持する上で寄与しなければならない。
2024/04/24 17:36
https://japanese.joins.com/JArticle/317859