【社説】韓中の技術逆転は拡大するのに理系離れが進む現実

投稿者: | 2026年2月24日

最近、韓国国家科学技術諮問会議に報告された科学技術情報通信部の「2024年度技術水準評価結果案」によると、最高技術保有国である米国に対する韓国の技術格差は2.8年で、中国(2.1年)より0.7年遅れている。韓国は2022年に初めて中国に追い越されて以降、格差が広がり続けている状況だ。11大分野136技術に対する総合評価でも、韓国は米国・欧州連合(EU)・中国・日本に次いで最下位だった。

問題は中国との格差が拡大している点だ。50の国家戦略技術評価でも、韓国の技術格差は米国に対し2.6年で、中国(1.4年)に及ばなかった。韓国が唯一1位を守ってきた二次電池分野までもが中国に逆転された。あと残された技術優位分野は半導体程度と評価されるが、これさえも中国の猛烈な追撃を受けている。

 さらに懸念されるのは、科学技術を牽引(けんいん)する未来の人材基盤の弱体化だ。最近、延世(ヨンセ)大学・高麗(コリョ)大学の半導体・自動車などの契約学科(企業との提携学科)で、合格者144人が入学を辞退した。サムスン電子やSKハイニックスへの就職が事実上保障されている学科であるにもかかわらず、離脱者は前年より40%近く増加した。医学部集中現象の中で、これら相当数が重複合格を通じてソウル大学の理工系や医薬学系列に移動したと、鐘路(チョンロ)学院は分析した。

科学技術イコール国力という時代において、主要国の状況は正反対だ。中国は「製造2025」を超え「製造2035」に向けて速度を上げている。ここには毎年500万人の工学徒が投入される。日本も17の戦略産業を選定して政府支援を大幅に拡大し、産業競争力の復元に総力を挙げている。米国もやはり製造業再建政策(MAGA)を技術覇権の核心的なカギと見ている。

韓国もこの流れに従っていくべきだ。米中日のように、企業の研究開発と先端投資に対する税制・財政支援を果敢に拡大し、理工系人材に対する奨学金・兵役・処遇改善をパッケージで推進しなければならない。大学と産業をつなぐ契約学科も、単なる就職支援を超えて世界的な研究競争力を育てる方向へと高度化する必要がある。技術覇権競争の荒波の中で、人材すら育てることができなければ、国家の未来が揺らぐことになる。

2026/02/24 14:43
https://japanese.joins.com/JArticle/345253

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