韓国軍、F-35Aなど戦闘機20機余りで打撃訓練…北朝鮮の衛星打ち上げ予告に対応

投稿者: | 2024年5月27日

北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げ予告をうけて韓国軍が攻撃編隊群の飛行および打撃訓練に出た。

合同参謀本部は27日、「軍は北朝鮮が『北朝鮮主張の軍事偵察衛星』打ち上げを予告したことを受けて、我が軍の強力な能力と意志を示すための一環として、前方中部地域飛行禁止線(NFL)以南で空軍F-35A、F-15K、KF-16など戦闘機約20機余りが参加する中で、午後1時ごろから攻撃編隊群の飛行訓練および打撃訓練を実施している」と明らかにした。

 続いて「今回の攻撃編隊群訓練は敵の挑発時に『即・強・終(直ちに、強力に、最後まで)』の報復意志と能力を示すために実施するもの」と説明した。

NHK放送など日本メディアによると、日本海上保安庁はこの日未明、北朝鮮から「5月27日午前0時から6月4日0時の間に『衛星ロケット』を打ち上げる」という通知を受け取ったと明らかにした。

北朝鮮が通知した危険区域は昨年衛星打ち上げに先立ち国際海事機関(IMO)等に通知したものと類似の▽北朝鮮南西側の西海(ソヘ、黄海)海上2カ所と▽フィリピン東側の太平洋海上1カ所など3つの海域だ。北朝鮮は2009年から2012、2016年などにわたり合計8回日本政府に衛星打ち上げ計画を通知したことがある。

昨年5月・8月・11月の3回、人工衛星打ち上げ時も今回と同じ海域を予想落下地域に設定し、5月と8月の打ち上げはどちらも失敗した。ただし、11月の打ち上げは成功したと北朝鮮は主張した。

これに先立ち、韓国合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長はこの日午前の定例会見で「北朝鮮が今日いわゆる軍事偵察衛星を打ち上げる予定だと国際機構に通知した」とし「北朝鮮主張の軍事偵察衛星打ち上げは国連安全保障理事会決議に違反する挑発行為なので、我が軍は強力な能力と意志を見せる措置を講じるだろう」と明らかにした。

続いて「軍は北朝鮮の挑発の有無や活動に対して綿密に監視していて対備態勢を整えている」とし「偵察衛星とミサイル挑発を同時にするとしても、これに対する備えは十分に整っている」と話した。

これに関連して尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこの日青瓦台(チョンワデ)迎賓館で開かれた第9回韓中日首脳会議の冒頭発言を通じて「北朝鮮が国際社会の警告にもかかわらず打ち上げを敢行する場合、国際社会はこれに対して断固として対応しなければならない」とし「弾道ミサイル技術を使用したすべての発射は国連安保理決議に正面から違反し、地域および世界平和と安定を害する」と明らかにした。

2024/05/27 15:08
https://japanese.joins.com/JArticle/319155

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)