尹大統領「2025、26年を『韓日中文化交流の年』に指定」

投稿者: | 2024年5月27日

韓日中首脳が3カ国の協力を再確認し、今後、人的・文化的交流をより一層活性化し、予測可能な貿易・投資環境を形成しようという内容の「共同宣言」を27日、採択した。

3カ国首脳はこの日午前、ソウルの青瓦台(チョンワデ、旧大統領府)迎賓館で開かれた「第9回韓日中首脳会談」で▼人的交流▼気候変動対応協力を通じた持続可能な発展▼経済通商協力▼保健および高齢化対応協力▼科学技術デジタル転換協力▼災難および安全協力–の6つの分野の関連議論内容を共同宣言に盛り込んだ。

 尹大統領はこの日の首脳会談直後に開かれた「韓日中共同記者会見」で、「今年は3カ国協力が25周年を迎える年であり、4年5カ月ぶりに集まったこの会談の場はより一層意味深い」と述べた。

続いて「3カ国協力の基盤は各国国民の相互理解と信頼」とし「そのためには頻繁に会って意思疎通をしなければいけない」と明らかにした。

また「2030年までに年間人的交流4000万人を達成するために努力し、特に未来の世代間の交流を積極的に推進することにした」とし「2025年と26年を『韓日中文化交流の年』に指定し、人的・文化的交流をさらに活性化していくことにした」と述べた。

さらに「今回の会談で採択された共同宣言には、3カ国が民生の増進と域内の平和・繁栄のために緊密に協力するという意志が込められている。会談の成功に向けて力を合わせた2人の首相に感謝する」と明らかにした。

尹大統領はこの日、北朝鮮が衛星打ち上げを予告したことに言及しながら3カ国間の連携を強調した。尹大統領は「北は韓日中首脳会談が開催される今日未明、衛星打ち上げを予告した」とし「北が国際社会の警告にもかかわらず弾道ミサイル技術を使った発射を敢行する場合、国際社会はこれに断固対応するべきだと考える」と強調した。

◆岸田・李強首相「北朝鮮情勢などで3カ国協力の強化を」

この日、3カ国首脳会談の冒頭発言で日本の岸田文雄首相と中国の李強首相も幅広い分野で3カ国間の協力が必要だと強調した。

岸田首相は「我々は歴史的な転機を迎えている。国際情勢も類例を探せないほど厳しくなっている」とし「科学技術の進歩とともに気候変動、食料、エネルギー危機、伝染病、少子高齢化などの問題が深刻化している」と診断した。

続いて「我々は地域や国際社会が裨益(ひえき)する形で協力を拡大し、お互いに知恵を出していかなければならない」とし「今日の3カ国協力は新たな再スタートとなる。現時代に合う具体的な協力を推進するために深い議論を期待する」と述べた。

さらに「今回、北朝鮮がまた人工衛星打ち上げを予告した。北朝鮮に対して強く中止を求める」とし「今日は北朝鮮情勢をはじめとする国際情勢、国際経済秩序の強化などについて3カ国間の意思疎通を強化したい」と述べた。

李強首相も「この4年間、世界が大きく変わり、国際情勢が変化しやすく、国際政治、国際経済構造が再建された」とし「これは3カ国の協力・発展に少なからず挑戦と障害をもたらした」と評価した。

続いて「しかし現状を突破し、本体を見て落ち着いて大勢を観察すれば、容易に発見できるものは複雑な情勢の中でも変わらないものがたくさんある」とし「特に各国が協力・ウィンウィンを追求するこのような望みと、平和・発展、健康に生活する人民の追求は変わっていない」と説明した。

そして「3カ国協力の趣旨と初心は発展促進、協力強化、地域および世界平和と繁栄の守護」とし「新しい出発点で我々は初心を守り、より一層実質的な行動を見せなければいけない。我々は共に3カ国協力の新しい姿で拍車を加え、地域の繁栄と安定のために大きく寄与しよう」と強調した。

前日から日程に入った第9回韓日中首脳会談は今回ソウルで開かれた。3カ国首脳会談の開催は、2019年12月に中国成都で開かれた第8回会談以来4年5カ月ぶり。

尹大統領は前日、竜山(ヨンサン)大統領室で岸田首相、李強首相とそれぞれ2国間会談を行い、韓日中3カ国代表団が出席する公式歓迎夕食会を開いた。

2024/05/27 15:24
https://japanese.joins.com/JArticle/319156

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)