米国・イスラエルとイラン間で戦争が勃発して以来、世界の主要3原油価格がすべて急騰する中、中東産ドバイ原油価格が最も大きく上昇し、他の2銘柄との価格差を拡げている。そのため、中東産原油への依存度が高い韓国や日本などアジア諸国が受ける打撃が大きくなっている。
22日のマーケットウォッチの集計によれば、シカゴ商品取引所(CME)グループで取引されているドバイ油スワップ先物4月限の価格は、戦争直前の2月27日のバレルあたり68.4ドルから3月20日には134.07ドルに96.0%上昇した。同じ期間に米国西部テキサス産油は67.02ドルから98.32ドルへ46.7%上昇し、ブレント油は72.48ドルから112.19ドルへ54.8%上昇したのに対し、上昇幅は1.8倍から2.1倍に達した。
ドバイ油の現物価格はさらに急騰した。韓国石油公社のオピネット資料によると、2月27日のバレル当たり71.24ドルから3月20日には158.85ドルに123.0%急騰した。3月19日には史上最高値の166.8ドルまで急騰したこともあった。石油会社や航空会社が価格変動リスクを回避するために取引するスワップ先物価格が現物価格よりも低いのは、「現物市場が過熱している」と判断していることを意味する。
中東産原油のアジア地域取引価格の基準となるドバイ油の上昇幅が最も大きいのは、イランのホルムズ海峡封鎖により輸送の遅延が大きいためである。サムスン証券は17日の報告書で、陸上迂回路を考慮したホルムズ海峡の供給障害が1日1587万バレルに達するとし、国際エネルギー機関(IEA)の緊急備蓄油放出(1日333万~500万バレル)を考慮しても、1日の影響分は887万~1054万バレルに達すると明らかにした。
ロイター通信は、ブレント油と西テキサス油先物価格の差も20日、1バレルあたり13.87ドルに拡大し、「2015年以降で最大」と報じた。ブレント油も近隣の中東地域の情勢変化に、西テキサス産油よりも大きな影響を受ける傾向にある。韓国や日本など中東産原油への依存度が高い国々は、代替輸入先を探している。韓国産業通商部は、2022年4月以降輸入を停止したロシア産原油の輸入可能性を検討していると最近明らかにした。
2026/03/22 18:07
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/55733.html