サイード・クーゼチ駐韓イラン大使(57)は1日、韓国政府が公式に要請すれば、韓国籍の商船がホルムズ海峡を通過できるよう調整することができるという立場を明らかにした。
クーゼチ大使は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)で開かれた市民団体「庶民民生対策委員会」が招待する討論会で、イランと米国、イスラエル間の中東戦争およびホルムズ海峡封鎖に関する立場を説明し、このように述べた。
クーゼチ大使は「韓国政府が(ホルムズ海峡を通過しなければならない)船舶の情報を詳細に知らせてくれれば、この問題をフォローアップ(追跡)する」とし、「調整や合意を通じて限定的に通行が可能になるとみられる」と説明した。
ただし「戦争状態であるにもかかわらず、海峡を普段のように自然に通過できると言えば、そちらのほうが変に映る」とし「米国や米国企業に利益となる船舶でない場合は、ホルムズ海峡を通行できる」と強調した。
クーゼチ大使は「現在、終戦のための議論や水面下の交渉がどれほど行われているのか」という質問に対し、「イランと米国の間の交渉や水面下の交渉といったものはない」と答えた。ただし「交渉という名称ではないようだ。仲裁者からメッセージを受け取っているようだ」とし「我々が米国から送られてきたさまざまな要請事項を検討し、回答を一つ一つ仲裁国に伝達した」と付け加えた。
クーゼチ大使は「イランはこのような緊張状態を継続することを望んでいない」とし「我々が本当に望んでいるのは、米国とトランプ政府が確実に、もう二度とイラン領土を侵略しないことだ」と強調した。
クーゼチ大使は「米国では『もう一度交渉が行われており、うまくいっている』と言っているが、欺瞞的な意思だ」とし、米国に対する不信感をあらわにした。「ドナルド・トランプ米国大統領の発言は矛盾しており、信じるのが難しい」とし、「彼の発言は世論を歪曲(わいきょく)したり、市場の否定的な動きを安定させたりするためのものに過ぎず、特に米国の世論を鎮めることに目的があるとみられる」と主張した。
続いて「今回の侵略の根本的な原因は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の拡張政策にあるといえる」とし「トランプ大統領はネタニヤフ首相の口車に乗せられ、米国のさまざまな利益を危険にさらしたようだ」と付け加えた。
ホワイトハウスは現地時間1日午後9時(日本時間2日午前11時)、トランプ大統領の戦争に関する国民向け演説を予告しているが、具体的な終戦日程や方向性に対する言及があるか注目されている。イランのマシュード・ペゼシュキアン大統領とアッバス・アラグチ外相もそれぞれ外交ルートを通じた電話会談やテレビインタビューを通じて終戦に言及し、交渉条件を提示している状態だ。
2026/04/02 08:22
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