【コラム】トランプ大統領が夢見る「イラン政権交代」 現実性はあるのか(2)

投稿者: | 2026年4月7日

◆爆撃だけで政権交代は可能なのか

戦争が始まる前、イランは「米国がイランを攻撃すれば米国・イラン戦争でなく中東地域の戦争になるはずで、ホルムズ海峡も封鎖する」と主張した。米国の脅威があるたびに繰り返してきた言葉であり、羊飼い少年の言葉のように関心を持たなかったことがすべて現実になった状況で、トランプ大統領は当惑した姿を見せている。7日午前9時(日本時間、その後8日午前9時に延長)までにホルムズ海峡の封鎖を解除しなければ地獄を見ることになるだろうとして大規模な攻撃を予告したが、民間施設への無差別爆撃に言及しながら政権交代の希望を捨てていない。

 トランプ大統領は戦争が始まってから初めて国民向け演説を1日午後9時(現地時間)にしながら「政権交代は我々の目標ではない。望まない」と述べたが、わずか7分後には「政権交代は我々が望むことだ。必要だ」と覆した。心は政権交代にあるはずだ。大規模に爆撃すればイランが崩れ、米国寄りの政権になるという希望を捨てられずにいるようだ。

◆トランプ大統領が本当に望むものは

ところがトランプ大統領は政権交代がすでに実現したとも話した。トランプ大統領はイランの新しい指導部が「急進的でなく、はるかに合理的」とまで語った。そして「以前の政権は完全に崩壊し、構成員はみんな死亡した。次の政権もほとんど崩れ、以前とは全く違う人たちが3番目の政権を率いる。完全に違う集団だ。したがってこれを政権交代だと考える」と強調した。いったい1~3番目の政権をどう区分したのか分からない。高位層暗殺で新しい人物が入る状況を表現したものと推測するが、トランプ大統領の認識は現実と距離がある。

イスラエルの空襲で、まだ話が通じる相手だったイラン最高国家安全保障会議トップのアリ・ラリジャニ氏が死亡した。後任のモハンマド・ゾルガドル氏と共に現在イランを動かしている革命防衛隊最高司令官のアフマド・ヴァヒディ氏は超強硬派だ。米国の攻撃に比例的に対応しながら強硬戦略をあきらめないイランの指導部を完全に違う3番目の政権だと話すトランプ大統領の意中がどうであるのかも分からない。極めて非現実的な状況認識の中で夢見るトランプ大統領のイラン政権交代が何であるかを見極める時間が近づいている。

パク・ヒョンド/西江大ユーロメナ研究所教授

2026/04/07 14:48
https://japanese.joins.com/JArticle/347296

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)