「米・イラン、直接対話中断し仲介国通じ協議…交渉は薄氷の展開」

投稿者: | 2026年4月8日

日本時間で8日午前9時(米国東部時間7日午後8時)に満了するドナルド・トランプ米国大統領の最後通牒の期限を前に、米国とイランの両国間で薄氷を踏むような交渉が続いている。

7日(現地時間)、米国の日刊紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は中東側当局者の言葉を引用し、「トランプ大統領の『文明消滅』の脅しを受け、イランが米国との直接対話を断絶した」と伝えた。ただし、この当局者は「今回の措置により交渉期限までに合意を導き出そうとする努力が一時的に複雑にはなったが、対話自体が完全に中断されたわけではない」とし、「仲介国を通じた対話は継続されている」と明らかにした。

 これに関連し、ロイター通信は関連報道で「イランと米国はパキスタンを通じて継続してメッセージをやり取りしている」というイラン高官の言葉を伝えた。この報道によると、イラン関係者は最近、仲介国であるカタールを通じて否定的な内容が含まれたメッセージをイランから米国および湾岸諸国へ伝達した。このメッセージには「もし米国がイランの発電所を攻撃すれば、イランの報復攻撃により湾岸諸国全体とサウジアラビアが完全に暗黒に包まれるだろう」という内容が含まれていたという。

6日、トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、イランとの合意が決裂した場合、「イランのすべての橋梁を完全に破壊し、すべての発電所を稼働不能状態にする」とし、「国全体を一晩でなくすことができる」と強く圧迫した。これに対しイラン政府は、若者たちに対して発電所周辺で人間の鎖を作り、米国の攻撃を阻止するように求めている状態だ。

ロイターによると、交渉を仲介しているパキスタンの安保高官は「イランは薄氷を踏む思いでいる」とし、「今後3~4時間が対話の行方を左右する重要な局面になるだろう」と述べた。また別のパキスタン側関係者は「パキスタンが停戦交渉を成立させるために仲介努力を続けているが、一歩間違えれば交渉が決裂する危機だ」とも漏らした。イランがサウジアラビア内にある米国の石油施設を攻撃したことが、交渉を決裂させる可能性があるということだ。彼は「サウジアラビアが今回の攻撃に対応する場合、交渉は終わるだろう」とし、「(サウジアラビアが)報復すれば相互防衛条約に基づきパキスタンも紛争に巻き込まれる可能性がある」と観測した。

同日、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は声明で「イランのアサルーイェ石油化学団地への襲撃に対する報復として、サウジアラビア内にある米国の石油施設などを攻撃した」と主張した。イランの高官は「米国はホルムズ海峡の再開放を望んでいるが、イランは中身のない約束の見返りに海峡を開くことはない」と強調した。

これに先立ち、米国はイランに45日間の停戦とホルムズ海峡の再開放などを骨子とする仲介案を提示したが、イランはこれを拒否し、10項目からなる回答書で対応した。それによると、イランは、▷完全かつ永久的な終戦 ▷ホルムズ海峡の安全通航のためのプロトコル(規約)樹立 ▷各種制裁の解除など–を要求している。その大半が、米国にとって受け入れがたい内容だ。

2026/04/08 07:05
https://japanese.joins.com/JArticle/347309

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