韓米日の北朝鮮問題担当高官が30日、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射に対する共助案を協議した。
韓国外交部によると、韓国の李埈一(イ・ジュンイル)韓半島政策局長はこの日、米国務省のジュン・パク北朝鮮問題担当官、日本外務省の浜本幸也アジア大洋州局参事官とオンラインで協議し、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射に対する評価を共有した。
3人は北朝鮮の弾道ミサイル発射は多数の国連安全保障理事会決議に対する明白な違反で、韓半島(朝鮮半島)と国際社会の平和と安定を深刻に脅かすと糾弾した。
合わせて今後の北朝鮮の追加挑発の可能性に徹底的に備え、堅固な韓米同盟と韓米日安保協力を基に北朝鮮の挑発と脅威に断固対応するため国連をはじめとする国際社会との緊密な共助を持続することにした。
李局長は最近北朝鮮が軍事偵察衛星、弾道ミサイル発射のほかにも韓国に向けた汚物風船散布、GPS電波かく乱など多様な挑発を行っていると説明し、「北朝鮮の多様な挑発の可能性に徹底的に備えこれに断固対応していくだろう」と明らかにした。
韓国合同参謀本部はこの日、「きょう午前6時14分ごろ北朝鮮の平壌(ピョンヤン)・順安(スナン)一帯から東海上に発射された短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定される飛行体十数発を捕捉した。北朝鮮のミサイルは350キロメートルほど飛行後に東海上に着弾した」と明らかにした。今回のように大量に発射するのは異例だ。飛行距離などからみて北朝鮮が主張する超大型放射砲KN25と推定される。
合同参謀本部は「韓国軍が北朝鮮のミサイル発射時にすぐ捕捉して追跡・監視し、米国・日本と関連情報を緊密に共有した。細部諸元は総合的に分析している」と明らかにした。
2024/05/30 17:57
https://japanese.joins.com/JArticle/319343