韓米日の国防トップが今後「フリーダムエッジ(Freedom Edge)」という名称で3カ国軍事訓練を定例的に実施することで合意した。
申源湜(シン・ウォンシク)国防長官、オースティン国防長官、木原稔防衛相は2日(現地時間)、シンガポールで開催された第21回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)で会い、このように合意した。「フリーダムエッジ」は韓米連合演習「フリーダムシールド(Freedom Shield)」と米日連合訓練「キーンエッジ(Kee Edge)」を合わせた名称。3カ国首脳は昨年8月のキャンプデービッド首脳会談の共同声明で「3カ国の訓練を年単位で訓練名称を付けて多様な領域で定例的に実施する」と合意した。
3カ国は今年初めて「フリーダムエッジ」訓練を通じて、海上・空中だけでなく水中とサイバーを合わせた作戦遂行領域で連携の枠組みを稼働する方針だ。
今回の会議を契機に韓国・日本は5年以上続いてきた「哨戒機問題」にひとまず終止符を打った。申長官と木原稔防衛相は1日、艦艇・航空機の間の安全距離の維持、周波数の優先順位設定を通した双方間の意思疎通強化などを骨子とする「韓国海軍と日本海上自衛隊間の意思疎通案を扱った合意文」を作成した。
哨戒機問題は2018年12月、東海(トンヘ、日本名・日本海)で北朝鮮漁船を捜索していた韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」が艦艇の近くを飛行した日本海上自衛隊のP-1哨戒機に向けて射撃統制レーダーを照準したと、日本側が主張して触発した。
一方、ロイター通信などによると、オースティン長官は安全保障会議の演説後、韓国が(AUKUS加盟国のオーストラリアのように)原子力潜水艦の保有を推進する場合は支持するかというパネルの質問に対し「今のところ米国が受け入れるのはかなり難しい」と答えた。
2024/06/03 07:30
https://japanese.joins.com/JArticle/319417