2026年北中米ワールドカップ(W杯)の試合が行われた米ロサンゼルス(LA)の真ん中で、米国によるイラン誤爆事件を告発する大型プラカードが広げられ、世界中の注目が集まっている。米軍の誤爆によって犠牲になったイランの児童を追悼し、米国の戦争犯罪疑惑を国際社会に公論化しようとするイラン支持者によるゲリラデモだ。
アラブ圏のメディアのザ・レンズ・ポストは16日(日本時間)、米ロサンゼルス競技場で行われたイラン-ニュージーランドのW杯1次リーグG組第1戦の途中、観客席にミナブ地域の爆撃犠牲者を追悼する「MINAB 168」のカードが登場したと報じた。
ピッチに近い観客席で広げられたこのカードは、米軍が公式には認めていない「ミナブ小学校誤爆事件」を世界中のサッカーファンに知らせる決定的な契機となった。現地の写真ではアルファベットの「B」が観客が隠れて完全な単語としては露出していなかったものの、米国の最大都市でありW杯の開催地で米軍の民間人虐殺疑惑を取り上げたという点で、事実上デモは成功したという評価だ。
これに先立ち米軍は米国・イラン戦争の初日だった今年2月28日、イラン南部ホルモズガーン州ミナブのある小学校を軍事施設と誤認し、トマホーク巡航ミサイルを発射した。この攻撃で授業中だった小学生168人と教職員の全員が死亡する惨事が発生した。米軍は当初、誤爆の事実を否定していたが、証拠が相次いで明らかになると、独自の真相調査を進めた。ただ、現在まで公式的な立場を表明していない。
一方、今回の試合直後に米政府がイラン代表チームに直ちに出国するよう指示したことで、新たな外交的論争を呼んでいる。イランのアミル・ガレノエイ監督は試合終了時刻が現地時間の午後8時であることを考慮し、選手団のコンディション調整のためにロサンゼルスで一泊した後にベースキャンプのメキシコ・ティファナに移動しようとしたが、米当局の強硬な圧力で追い出されるように移動せざるを得なかったという。
2026/06/17 11:30
https://japanese.joins.com/JArticle/350681