ベネズエラ、日本、米国で24~25日(現地時間)、強い地震が相次いで発生し、環太平洋地震帯全域が非常事態に陥った。最も大きな被害を受けたベネズエラでは、これまでに少なくとも164人が死亡し、971人以上が負傷した。しかし、倒壊した建物のがれきの下に数万人が生き埋めになっている可能性が指摘されており、人命被害はさらに拡大する恐れがある。余震や土砂崩れ、液状化現象の危険も続いており、救助活動は難航するとみられる。
ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領は25日の記者会見で、「これまでに164人の死亡が確認され、負傷者は971人を超えた」と明らかにした。ロドリゲス氏は、ラ・グアイラ州が最も大きな被害を受けており、救助隊が倒壊した建物の捜索を続けていることから、死者数はさらに増える可能性があると述べた。また、カラカス近郊のマイケティア国際空港は施設が深刻な被害を受け閉鎖され、複数の州で学校も休校となったという。
ベネズエラのディオスダド・カベジョ内相は、「アルタミラやパロス・グランデスなどで建物や住宅が倒壊する深刻な事態が発生した」とし、「余震による追加の倒壊が懸念されるため、建物の外にとどまり、救助車両が通行できるよう道路を空けてほしい」と呼び掛けた。ガス事故を防ぐため、一部の建物ではガス供給も遮断されている状態だ。
ベネズエラ政府は、相次ぐ強震と20回余りの余震を受け、国家非常事態を宣言した。今回の地震は24日午後、ベネズエラ北部のカリブ海沿岸で発生した。
◇マグニチュード(M)7.2の30秒後に7.5が襲う…「建物の下に数万人、生き埋めの可能性」
米地質調査所(USGS)によると、首都カラカスの西約160キロ沖でM7.2の地震が発生した約30秒後、ユマレ南東約23キロ地点でM7.5の強い地震が再び発生した。2回目の地震の震源の深さは10キロだった。
USGSは自動被害予測システムを通じ、今回の地震による死者が1万人を超える確率は44%、10万人を超える確率は30%と推計した。米太平洋津波警報センターは、プエルトリコや米領・英領バージン諸島に津波警報を発令したが、その後解除した。
◇「20回余りの余震、建物の追加倒壊も懸念」
連続して発生した強い地震により、カラカスは大混乱に陥った。NBCニュースなどが伝えた映像には、22階建ての建物の外壁や住宅が崩れ、市内各地で土煙が立ち上る様子が映っていた。市民は街路に出て避難し、救助隊や警察は倒壊した建物の捜索に当たった。空港では天井の一部が落下して利用客が緊急避難し、ソーシャルメディア(SNS)には高層ビルが揺れ外壁が崩れる様子や、市民が悲鳴を上げながら街へ飛び出す動画が急速に拡散した。当時マンションから避難した男性はAFP通信に対し、「地中深くから獣がほえるような音が聞こえ、その後激しく揺れた」と語った。
現地では今回の地震について、1967年のカラカス大地震以来最悪の災害と受け止める雰囲気だ。当時、M6.7の地震で約236人が死亡、約2000人が負傷したアルタミラ、パロス・グランデス地区が今回も直撃を受けた。住民の間では「1967年の時よりも深刻だ」との声が相次いでいるとBBCは伝えた。海外メディアは、今回のM7.5の本震が過去約125年間でベネズエラを襲った最も強い地震として記録されたと報じた。
特に今回は、ベネズエラ独立戦争「カラボボの戦い」(1821年)の勝利を記念する祝日の夜に発生した。祝日で普段より多くの市民が自宅にいた時間帯だったため、混乱はさらに大きくなった。
2026/06/26 07:09
https://japanese.joins.com/JArticle/351130