「チームのエネルギーが低下していた」
ホン・ミョンボ監督率いる韓国サッカー代表チームが25日(韓国時間)、メキシコのモンテレイ・スタジアムで戦った、2026北中米ワールドカップ・グループリーグA組最終戦の南アフリカ共和国との試合での敗北(0-1)についての専門家の分析だ。
韓国はこの日、グループリーグ第1戦や第2戦とは違い、全体的に鋭さを発揮できなかった。シュート数(7本―14本)と枠内シュート数(2本―4本)では南アフリカ共和国に劣り、ボール支配率(69%―31%)とパス成功率(91%)では上回ったが、内容は相手にとって脅威となるものではなかった。キム・デギル解説委員は「チームのエネルギーのサイクルがピークではなく、底だった。選手たちの体調が思わしくないようにみえた」と指摘した。
■ソン・フンミンの後半からの交代投入は失敗
ホン・ミョンボ監督はこの日、不動の先発メンバーであるソン・フンミンの代わりに、オ・ヒョンギュを最前線のフォワードとしてまず投入した。2014ブラジル大会から代表チームでプレーしてきたソン・フンミンは、ワールドカップ本戦で初めてベンチスタートとなった。ホン・ミョンボ監督は「相手に体力がある前半より、後半に空間ができたとき、ソン・フンミンを投入するのがいいと判断した」と述べた。
しかし、ホン監督の計画ははずれた。この日、韓国の選手たちは、特有の短く簡潔なパスによる中央突破や、背後の空間への侵入からのクロスを多く生み出すことはできなかった。左利きのイ・ガンインのロングキックでさえ、南アフリカ共和国のディフェンダーの壁にことごとくはばまれた。このような理由から、前半に相手選手の体力を消耗させるどころか、むしろ助けた格好になった。ソン・フンミンが後半投入され、切り札としての役割を果たさなければならなかったが、ボール保持力や突破力、スピードでは相手守備を崩すことはできなかった。
このような状況のもとで、相手のカウンターはスピードに乗って展開され、結局、後半18分に不意の一撃を浴び、均衡を破られた。南アフリカ共和国のブロス監督は「戦術的には、われわれのほうが上回っていた」と語った。英国BBCは「韓国は、チェコとの最初の試合でみせた流れるような攻撃サッカーができず、それどころか無気力な姿をみせた」と評した。
■韓国チームに対する冷静な評価
韓国チームには、ソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェなど、歴代最強の選手たちがそろっているとされる。しかし、ワールドカップ本戦の舞台では、韓国チームの地位は、客観的には強いチームとはみなされていない。選手層が薄く、ベスト11のなかから負傷者が出れば、代役となる選手がいないのが実情だ。
この日、キム・ミンジェは後半、ふくらはぎの筋肉の異常で交代し、チームの要であるイ・ジェソンは、最初から出場できなかった。ファン・インボムが終盤に足を抱えて倒れたとき、ファンたちはまっさきに心配することになった。グアダラハラとは違い、蒸し暑くて湿度の高い場所に移動し、天候も悪影響を与えたとみられる。
キム・デギル解説委員は「強豪チームの場合、目標を非常に高く設定し、それに合わせて準備を進める。韓国はグループリーグ通過に命を懸け、全エネルギーを一度に投入した。その結果、南アフリカ共和国を相手に勢いが衰えてしまった」と分析した。キム解説委員は「こういうことはシステムから生じる。前々から準備をして育成し、レベルの高い選手たちで構成されている日本チームと、韓国を単純比較してはならない」と述べた。
■サッカーの予想外の展開を期待できるだろうか?
韓国は、2022カタール・ワールドカップでは、グループリーグで1分け1敗の後、第3戦で強豪ポルトガルを破り、ベスト16に進出したことがある。予想外の結果が出てくるのがサッカーだ。この日の試合では、南アフリカ共和国が幸運を持っていった。
韓国がグループリーグ3位のうちの上位8カ国に入り、ベスト32に進出できるかどうかは、他のグループリーグの試合結果次第だ。しかし、ベスト32に進出できれば、チームのエネルギーが高まる可能性がある。
イ・ガンインはこの日の試合後、「実力がかなり不足していたと思っており、深く反省し、もっと成長するための努力が必要だ」と述べた。また、「今後2、3日間で幸運が訪れてくれればいい。次の試合がある可能性があるので、今回のような試合が繰り返されないよう、最善を尽くして準備する」と強調した。
2026/06/26 00:43
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